MediaTekがミドルハイモデル向けプロセッサーのシリーズとして、MediaTek Dimensity 800を12月25日に北京で開催された「MediaTek天璣産品媒体交流会」にて発表しました。
現時点では新たなシリーズ展開を行うと発表したにとどまっていますが最初の製品は2020年Q1(1月-3月)に発表すると明かしているので、近い将来に詳しいスペックがわかります。詳しいスペックを想像するのは難しいですが、Dimensity 800シリーズはミドルハイモデル向けプロセッサーとして発表されているので、既に発表されている製品ではSnapdragon 765 5G/765G 5G、Exynos 980と競合します。
この他、MediaTekは5G通信に対応したモデムのHelio M70を統合した、Dimensity 1000(MT6889)を発表しています。この製品はQualcomm Snapdragon 865 5G、Huawei完全子会社のHiSiliconが開発するHuawei 990 5G、SamsungのSamsung Exynos 990等のフラッグシップモデルに搭載されるSoCと競合します。
数字の大小(1000>800)でおおよその性能がわかるため、消費者としてはこの上ないきれいなシリーズ展開です。
MediaTek Dimensity 800シリーズはDimensity 1000シリーズと同じく5Gモデムが統合されたプロセッサーで、MediaTekは5G市場が熾烈化する2020年に合わせて本格的な開発を進めています。