MediaTekがHelio Xシリーズの開発を中止して、Helio Pシリーズに注力するとの情報

MediaTekはブランドとしてHelioを冠するモバイルプロセッサー(SoC)を開発し、そのブランドの中でフラッグシップモデル向けのHelio Xシリーズ、ミドルレンジからエントリーレベルのHelio Pシリーズがあります。

MediaTekのグローバルマーケティング部門の Finbarr Moynihan 氏が「スマートフォン市場のハイエンド需要に対応するために、多くのベンダーが最新のSoC・モデムを搭載する必要がありますが、Helio X30はこのレベルに達していない可能性がある」と発言しました。

 

確かに、MediaTekのHelio XシリーズはHelio X10、X20、X23、X25、X27、X30と開発され続けていますが、Qualcomm製プラットフォームのSnapdragonやHiSilicon製プロセッサーのKirinと比較すると、日常生活においても十分な性能を持って発揮しているとは決して言えません。

10コアのHelio X30は今までのMediaTekとは違い、3D性能に力を入れてそれがAnTuTuベンチマークにも現れていますが、Snapdragon 835やKirin 970、SAMSUNG Exynos 9 Series(8895)と比較するとまだまだ足りませんし、数値的にも一世代前のSoCとなっています。

これを“高性能”として売るのには疑問点が有り、搭載を取りやめているベンダーも多いでしょう。

 

Helio X30の失敗を受けてMediaTekはフラッグシップモデル向けのHelio X40の開発を一時停止してHelio Pシリーズの開発に力を注ぎ、Helio P23とHelio P30と続けて発表しています。

MediaTekは今現在、ミドルレンジからエントリーモデル向けのSoCに注力し、市場シェアの奪還を狙っているようです。

Helio X40の開発を“一時停止”している状態ですので、Finbarr Moynihan 氏は「MediaTekはフラッグシップモデル向けのSoCを放棄したわけではなく、ミドルレンジからエントリーモデル向けの市場を安定させることを第一に考えた」と発言しています。

 

今のところMediaTek Helio X30(MT6799)が搭載されているのはMeizu PRO 7-HとMeizu PRO 7 Plusのみとなっている状況で、他メーカーのフラッグシップモデルにはQualcomm製プラットフォームのSnapdragon 835を搭載して販売されています。

今回の情報はMEIZUにとっては嬉しくないかもしれませんが、フラッグシップモデルを販売するにはQualcommかSAMSUNGの2択になるので消費者にとっては嬉しいニュースです。

上手な製品展開をして中国を代表するスマートフォンメーカーになってもらいたいですね。

 

参考

Meizu PRO 7 Plusのフォトレビュー – 物珍しさでは世界一のスマートフォン

Meizu PRO 7 Plusのレビュー – 魅力を活かすのはこれから?

 

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