Samsung 4nmに関する最新の動向、4LPEを改善した4LPEPを準備

Samsung 4nmに関する最新の動向、4LPEを改善した4LPEPを準備

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Samsung 4nmに関する最新の動向が韓国の掲示板から明らかになりました。同社の4nmは悪い噂があり、Snapdragon 8 Gen 1の歩留まりが35%程度であると報じられたこともあります。

 

最新の動向を明らかにした韓国の情報通の吸血鬼王によると、Samsungは4LPEの失敗を認識しており、その失敗の内容は性能と歩留まりの確保とのこと。4LPEを採用した製品はExynos 2200とSnapdragon 7 Gen 1があり、いずれの製品も供給困難に陥っているとされています。

 

そうしたことから、設計を最適化して性能と歩留まりの確保を目的とした4LPEPを準備したところ、この技術から4LPEで目標としていた本来の性能と歩留まりが確保できたようです。

 

その結果、4LPEPを4LPPへ名称を変更し、TSMCのN4との競争する予定です。N4を採用した製品はSnapdragon 8+ Gen 1とDimensity 9000があり、どちらの製品も過度な発熱がなく、安定した性能を継続的に発揮できるため、非常に人気があります。

 

そして、従来の4LPPは4LPP+(もしくは4LPI)へ名称を変更しますが、こちらは明確な競争相手は不明です。ただ、「4nm」で共通なので、N4やN4Pを仮想敵としていると思います。

 

Galaxy S23系列が搭載するExynos 2300は4LPEPを採用する予定でしたが、開発の中断が決定的なので、今後はEVT(技術検証試験)で採用されて、歩留まりの確認と性能試験用に残る見込みです。そのため、「生産」はしますが「量産」はしないことになります。

 

性能と歩留まりの確保に成功した4LPEPを初採用した製品はGoogle Tensor G3になる予定で、以前に報じられた3nm 3GAEを採用する噂とは異なる情報が出てきました。同製品はPixel 8とPixel 8 Proが初搭載する製品で、例年通りであれば2023年10月に登場する予定です。

 

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