2023年2月に発表予定のGalaxy S23系列はSnapdragon 8 Gen 2をすべての国と地域で搭載することが判明していますが、後継製品となるGalaxy S24系列はExynos 2400を採用する予定で、国と地域にとってはSnapdragon 8 Gen 3ではないGalaxy S24系列が投入される可能性があります。
韓国の情報通の吸血鬼王氏によると、Exynos 2400はMX事業部で承認されて今年の11月に量産を開始することが明らかになったようです。ExynosはDS事業部で開発・量産が行われますが、量産するかしないかはMX事業部が採用するかどうかによって決まります。そのため、今回の情報を整理すると、DS事業部が開発したExynos 2400の性能にMX事業部が納得したので、量産することが決まったということになります。
同氏はExynos 2400のスペックだけを見ると悪くはありませんが、Galaxy S25系列での搭載を予定している完全自社向けSoCとは異なって、サムスン電子が一体となって開発したものではないので一定のリスクが有り、信頼度はそこまで高くないようです。そのため、実際に製品に搭載される際にはいくつかスペックが変更される可能性があります。
Galaxy S23系列でのSnapdragonのみの採用は価格面での負担がやや大きかったようで、MX事業部はExynos 2400の採用を決めたとしています。実際、多くの韓国メディアでGalaxy S23系列の価格はGalaxy S22系列と比較していくつか高価になると報道されているので、価格調整のためのExynos 2400の採用は仕方がないように感じます。
多くの人がSnapdragon 8 Gen 3の搭載を望んでいるかもしれませんが、残念ながら現時点ではExynos 2400を搭載したモデルとSnapdragon 8 Gen 3を搭載したモデルが世界中で販売される可能性が高いです。サムスン電子が今までの販売計画を実施するのであれば、被害を被る可能性があるのはヨーロッパに在住するサムスン電子のファンとなるでしょう。
ちなみに、近く発表される予定のGalaxy S23系列は、Cortex-X3が3.36GHzまで向上した特別なSnapdragon 8 Gen 2を採用する予定で、競合他社と比較して優位に立つSoCを採用します。