Exynos 2100を搭載したGalaxy S21+がGeekbenchに登場、ARM Cortex-A78を採用

Exynos 2100を搭載したGalaxy S21+がGeekbenchに登場、ARM Cortex-A78を採用

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Qualcomm Snapdragon 865 5GやSamsung Exynos 990を搭載したSamsung Galaxy S20シリーズ(S20/S20+/S20 Ultra)の後継機として開発されているSamsung Galaxy S21シリーズのひとつとなる、Galaxy S21+がGeekbenchに姿を表しました。

 

Galaxy S21+はsamsung SM-G996Bの名称で計測されており、SM-G986BがSamsung Galaxy S20+であったことからその後継機となるGalaxy S21+ではないかと推察しています。主なスペックはAndroid 11、RAM 8GB、性能はシングルコア性能が1,040点でマルチコア性能は3,107点という結果になっています。2020年9月現在、Android OS向けSoCでシングルコア性能が1,000点を超えるものは今の所発表されていませんので、未来の性能というところから2021年のハイエンド製品になる見込みです。

 

マザーボード欄には“exynos2100”の記載があり、過去の例ではExynos 990搭載機種は“exynos990”、Exynos 9611搭載機種は“exynos9611”と記載されているため、Galaxy S21+が搭載しているものはExynos 2100になる見込みです。Samsungは次期フラッグシップSoCとしてExynos 1000を開発していることが噂されていますが、Exynos 2100=Exynos 1000なのか、それとも全く別のSoCなのかは今のところ不明です。

 

CPUは1x2.91GHz+3x2.81GHz+4x2.21GHzのオクタコア構成で、採用しているコアはA78+A78+A55の可能性が高く、X1は採用していないと考えています。GPUはARMが2020年5月に発表した新GPU IPのARM Mali-G78を使用し、ガバナーはExynos 990Exynos 980Exynos 880が採用しているSamsung独自のenergy_stepを採用しています。Exynos 990のCPUは2xExynos M5+2xA76+4xA55のオクタコア構成で周波数は2.73GHz+2.50GHz+2.0GHzになっているため、CPUの構成が2+2+4から1+3+4に変更され、周波数は全てのコアが上昇しています。

 

今回姿を表したGalaxy S21+が搭載しているExynos 2100をSnapdragon 865 5G、Snapdragon 865 Plus 5G、Exynos 990と簡単に比較してみます。Exynos 2100が採用しているA78はA77と比較して20%の性能向上がARMから謳われており、Exynos 2100のA78(2.91GHz)とSnapdragon 865 5GのA77(2.84GHz)をシングルコア性能で比較すると約14.2%の性能向上となっていますので、実際に製品として発表される頃にはもう少しだけ性能が向上していると考えています。

 

ちなみに今回姿を表したGalaxy S21+(SM-G996B)のビルド番号は“RP1A.200709.001.G996BXXU0ATI4”となっています。

 

 

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