OPPO Reno A、Reno3 A、Reno5 A、Reno7 Aが搭載したSoCの性能を比較

OPPO Reno A、Reno3 A、Reno5 A、Reno7 Aが搭載したSoCの性能を比較

Snapdragon 695 5Gを搭載したOPPO Reno7 Aが発表されたので、Snapdragon 710を搭載したOPPO Reno A、Snapdragon 665を搭載したOPPO Reno3 A、Snapdragon 765G 5Gを搭載したOPPO Reno5 Aと比較します。

 

QualcommのSnapdragonは大きく分けて「8」、「7」、「6」、「4」の4分類がありますが、OPPO Reno5 Aは上から2番目のSnapdragon 765G 5Gを、OPPO Reno7 Aは上から3番目のSnapdragon 695 5Gを搭載したため、単純に考えると位置づけが下がったと見ることが出来ます。

 

今回、AnTuTu Benchmark v9とGeekbench 5で算出された性能を用いて比較を行い、名称だけではわからない部分を見ていきたいと思います。

 

OPPO Reno7 AのSnapdragon 695 5Gの主な仕様は、プロセス技術がTSMC 6nm(N6)、CPUがKryo 660(2xCortex-A78+6xCortex-A55)で動作周波数は2.21GHz+1.80GHz、GPUがAdreno 619 @840MHz、RAM規格はLPDDR4X(2133MHz)、5G通信はSub-6GHzとmmWave(ミリ波)に対応します。

 

OPPO Reno5 AのSnapdragon 765G 5Gとの主な違いは、プロセス技術がSamsung 7nmからTSMC 6nmへ製造工場が変更し微細化、CPUはCortex-A76からCortex-A78へ2世代更新、GPUはAdreno 620からAdreno 619へ変更しました。

 

Adreno 620とAdreno 619の違いの詳細は不明ですが、Qualcommの製品は「数字の大きい方が優れている」が適用されているため、基本的にはAdreno 620が優れます。ただ、数値として現れる性能に関しては動作周波数でいくらでも差が発生するので、名称だけを見て優れた、劣ったと判断しないほうが良いです。

 

AnTuTu Benchmark v9における総合性能は、OPPO Reno7 AのSnapdragon 695 5Gが391,698点、OPPO Reno5 AのSnapdragon 765G 5Gが383,490点、OPPO Reno3 AのSnapdragon 665が220,846点、OPPO Reno AのSnapdragon 710が265,539点で、OPPO Reno5 AとOPPO Reno7 Aの差はほとんどありません。

 

CPU性能は121,662点、111,708点、67,243点、73,729点で、OPPO Reno7 AとOPPO Reno5 Aの差は1万点ほどです。Cortex-A78の採用が主な更新点ですが、動作周波数が低いことに加えてCortex-A55を多く採用しているので、期待するほどの差は発生しませんでした。

 

GPU性能は100,716点、103,096点、40,660点、65,964点で、こちらもOPPO Reno7 AとOPPO Reno5 Aの差はほとんどありません。Adreno 619は625MHzに設定されたAdreno 620よりも高い840MHzに設定されていますが、前述の通りに数字の大きい方が優れる結果となりました。

 

Geekbench 5はCPUの性能を専門的に計測するので、複合的に計測するAnTuTu Benchmarkと併用するとSoCの性能がわかりやすくなります。ちなみに、Geekbench 5のシングルコア性能はIntel Core i3-8100が算出する1,000点を基準としています。

 

シングルコア性能は673点、609点、312点、328点で、Cortex-A78の採用によって大きな差が発生しました。Webサイトの閲覧やSNSなどの単純な操作はOPPO Reno5 AよりもOPPO Reno7 Aが優れると思います。

 

マルチコア性能は1,879点、1,766点、1,379点、1,452点で、Cortex-A78とCortex-A55の採用によって差が発生しました。Cortex-A78を採用したことと、プロセス技術の進化によって電力効率が向上したことが関係していると考えています。

 

OPPO Reno7 AはOPPO Reno5 Aから間違いなく進化しているので、SoCの位置づけが下がったと酷評するのではなく、そのSoCが発揮できる性能を見て評価してほしいと思います。

 

ちなみに、乗り換えに関してはCPU性能には差がありますが、GPU性能には差がありませんので、強く薦めるほどではありません。

 

OPPO Reno7 Aの発表で搭載するSoCに法則性が見つかり、来年も継続する場合はOPPO Reno9 AにSnapdragon 7 Gen 1が搭載されるかもしれません。とはいえ、市場を見て位置づけを変える可能性もあるので、あくまでも現状での予想と思っていてください。