AnTuTuがiPhone 13シリーズのベンチマークスコアを公開、GPUのコア数の差は心配無用

AnTuTuがiPhone 13シリーズのベンチマークスコアを公開、GPUのコア数の差は心配無用

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AnTuTuはA15 Bionicを搭載したiPhone 13 mini、iPhone 13、iPhone 13 Pro、iPhone 13 Pro Maxのベンチマークスコアを公開しました。

 

A15 BionicはiPhone 13 miniとiPhone 13向け、iPhone 13 ProとiPhone 13 Pro Max向け、iPad mini(第6世代)向けの3種類の存在が明らかになっています。iPhone 13 miniとiPhone 13向け、iPhone 13 ProとiPhone 13 Pro Max向けの違いはGPUの個数で、前者は4コア、後者は5コアです。

 

CPUは共通ですが、iPhone 13 miniとiPhone 13はiPhone 13 ProやiPhone 13 Pro Maxよりも低くなっています。バッテリー容量を考慮した調整の可能性も考えましたが、iPhone 13 Pro Maxが4352mAh、iPhone 13 Proが3095mAh、iPhone 13が3227mAh、iPhone 13 miniが2406mAhなので、この可能性は限りなく低いでしょう。

 

GPUは前述の通りiPhone 13 miniとiPhone 13が4コア、iPhone 13 ProとiPhone 13 Pro Maxが5コアですが、AnTuTu Benchmark v9においては差は全く発生しませんでした。Appleは競合他社製品と比較して4コアの場合は30%、5コアの場合は50%優れていると発表していますが、この発表を聞いてiPhone 13 miniとiPhone 13が著しく劣っていると考えるのは誤りなようです。

 

今回判明したスコアをiPhone 12 Pro Max、iPhone 12と比較してみます。総合性能を見ると、iPhone 12 Pro Maxは73万点ですが、iPhone 13 Pro Maxは85万点のため、大きく成長しているのが見えます。

 

A15 BionicはA14 BionicからCPU性能は約14%の成長、GPU性能は約21%の成長に成功しています。どちらも堅実に成長しており、Appleの技術力の高さが伺えます。

 

更に、iPhone 13 Pro MaxはA12Z Bionicを搭載したiPad Pro 12.9-inch(第4世代)よりも総合性能が高いです。GPU性能はiPad Pro 12.9-inch(第4世代)の方が高いですが、iPadに差し迫る性能のスマートフォンが販売されていることを考えると、「Appleは競合他社のはるか先を進んでいる」というのは間違いではないのでしょう。

 

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