Samsungは来年に発表する旗艦SoC(Exynos 2200)にAMD mRDNA 2を搭載すると明らかにしており、スマートフォンやタブレットに関わる人々から大きな注目を集めています。今回、このGPUに関する新たな報告が韓国の掲示板で公開されました。
台湾からの情報として最新の試作段階のExynos 2200は最大1.31GHzのAMD mRDNA 2を6CU搭載し、クロスプラットフォーム間の比較が行えるGFXBenchでの計測結果はManhanttan 3.1が170.7fps、Aztec Ruins Normalが121.4fps、Aztec Ruins Highが51.5fpsと報告されています。
この数値だけではどの程度優れているのかわかりにくいので例を出すと、iPhone 12シリーズが搭載しているApple A14 Bionicはそれぞれ137.72fps、102.24fps、37.40fpsで、Snapdragon 888 5Gはそれぞれ120.32fps、81.77fps、29.83fpsなので試作段階ですが非常に性能が高いことがわかります。
心配の種は周波数が非常に高い点で、基本的に周波数が高ければ高いほど発熱しやすい傾向にあります。6月の報告ではスロットリングが予想よりもひどくて連続使用における性能が低下していたので、完成品に向けたSamsungとAMDの最適化に期待がかかります。