Qualcommが2022年の旗艦製品向けSoCとして開発しているSnapdragon 898 5G、MediaTekも同様に開発しているDimensity 2000の仕様がリークされました。
名称 | X2 | A710 | A510 |
Snapdragon 898 5G | 3.0GHz | 2.5GHz | 1.79GHz |
Dimensity 2000 | 3.0GHz | 2.85GHz | 1.8GHz |
Exynos 2200 | 2.9GHz | 2.8GHz | 2.2GHz |
@数碼閑聊站氏によると、Snapdragon 898 5GとDimensity 2000のCPUは共通して1xCortex-X2+3xCortex-A710+4xCortex-A510のオクタコア構成を採用するようです。これは以前リークしたExynos 2200も同じ構成を採用しており、わかりやすくするために表を作成しました。
Cacheを考慮せず周波数だけで判断すると、Dimensity 2000≧Exynos 2200>Snapdragon 898 5Gの順番で優れているでしょう。また、製造元はDimensity 2000がTSMCのN4、Exynos 2200とSnapdragon 898 5GがSamsungの4nmと予想されており、この点から見てもDimensity 2000が優れている可能性が高くなります。
GPUはDimensity 2000がMali-G710 MC10、Snapdragon 898 5GがAdreno 730、Exynos 2200がAMD mRDNA 2ですが、これは実際にベンチマークで計測されないとわかりません。気になる点としてSnapdragon 898 5GのAdreno 730で、2021年のSnapdragon 888 5G/888 Plus 5GはAdreno 660なので世代が向上し大幅な成長が期待できます。
MediaTekが2021年の旗艦製品向けに発表したDimensity 1200とDimensity 1100は“準”旗艦製品に採用されていましたが、Dimensity 2000の仕様が本物であれば本物の旗艦製品に搭載されて販売されるでしょう。