Appleは日本時間2021年9月15日(現地時間9月14日)に「Apple Event — September 14」を開催し、新型iPhoneのiPhone 13 mini、iPhone 13、iPhone 13 Pro、iPhone 13 Pro Max、新型iPad miniのiPad mini(第6世代)を発表しました。そして、それらが搭載する新SoCのApple A15 Bionicを発表しました。
A15 Bionicは2020年発表のiPhone 12シリーズ搭載のA14 Bionicの後継製品で、iPhone 13シリーズとiPad mini(第6世代)の5機種が搭載します。
主なスペックはプロセス技術は不明(TSMC N5Pの可能性)、CPUは2つの高性能コア(Avalanche)と4つの高効率コア(Blizzard)のヘキサコア構成、GPUは最大5コア、16コアのNeural Engineを搭載しています。
GPUの“最大5コア”は、iPhone 13 ProとiPhone 13 Pro MaxとiPad mini(第6世代)に適用し、iPhone 13 miniとiPhone 13は1コア無効化されて4コアとなっています。
AI性能は15.8 TOPSで、A14 Bionicが11 TOPSなので大幅に性能向上に成功しています。
トランジスタ数は150億で、A14 Bionicが118億、iPhone 11シリーズ搭載のA13 Bionicが85億なので順調に集積数を伸ばしています。
CPU性能は競合他社と比較して50%優れ、GPU性能は5コアの場合は50%、4コアの場合は30%優れています。“競合他社”はAndroidでの頂点に立つSnapdragon 888 5GもしくはSnapdragon 888 Plus 5Gを表していると考えています。
前述の通りA15 Bionic搭載製品はiPhone 13シリーズとiPad mini(第6世代)の5機種。GPU 4コアはiPhone 13 miniとiPhone 13、GPU 5コアはiPhone 13 ProとiPhone 13 Pro MaxとiPad mini(第6世代)で、全て同じではないので注意してください。
価格はiPhone 13 miniが86,800円(税込)から、iPhone 13が98,800円(同)から、iPhone 13 Proが122,800円(同)から、iPhone 13 Pro Maxが134,800円(同)から、iPad mini(第6世代)が59,800円(同)からに設定されています。