AOSPベースカスタムROMのMoKee ROMを開発している中国の開発者XiNGRZ氏が、Qualcomm Snapdragon 710を搭載したMeizu 16 XにAndroid 10ベースのMoKee 100.0 ROMの導入に成功している様子を微博に投稿しました。
XiNGRZ氏が公開した画像のビルド番号にはm1872の記載があり、これはMeizu 16 Xのコードネームなのでこの機種にMoKee ROMの導入に成功していることがわかります。XiNGRZ氏が開発しているMoKee ROMはGSI(Generic System Image) ROMとは異なり、その機種向けに調整しているため表示領域や独自機能を利用出来ます。具体的な例を出すとノッチに対応したり、指紋認証センサーが正しく動作することが挙げられます。
Meizu 16 Xは2020年2月現在Android 8.1.0 Oreoが搭載されているスマートフォンなので、MoKee 100.0 ROMがリリースされればAndroid 9 Pieを飛ばして最新のAndroid OSを体験することが可能になります。更にXiNGRZ氏はMeizu 16 Xの他にSnapdragon 845を搭載したMeizu 16th Plus(m1892)、Meizu 16th(m1882)のリポジトリーを作成しており、2018年に発表されたスマートフォン向けにMoKee 100.0 ROMの開発を進めていることが明らかとなっています。
XiNGRZ氏によって作成されたMoKee 100.0 ROMは既にSnapdragon 855 Plusを搭載したMeizu 16s Pro、Snapdragon 855を搭載したMeizu 16sとMeizu 16T、Snapdragon 675を搭載したMeizu 16XsとMeizu Note9向けにリリースされており、Bootloader UnlockとTWRPの導入を行えばインストールすることが出来ます。(Meizu 16s/16s Pro/16T、Meizu 16Xs/Note9)