ゲーミングスマートフォンとして開発中であることが明らかになっているMeizu 16T(T=Turbo)の新たなスペックをCEOの黄章(Jack Wong)氏が公開しました。
Meizu 16Tはトリプルカメラを搭載し、OIS(光学式手ブレ補正)は搭載しないようです。Meizuは今の所トリプルカメラを搭載したスマートフォンが存在していませんので、Meizu 16Tが初採用機種となるでしょう。
トリプルカメラと言えばカメラ機能に定評のあるHuawei P20 ProやHuawei Mate 20シリーズが有名です。これらの機種はカメラ機能が優れていますが、Meizu 16TはOISを搭載しないとなるとそこまで魅力的なカメラ機能にならない可能性があります。
ゲーミングスマートフォンとして同分類で、先日発表されたvivo iQOOはトリプルカメラを搭載しています。vivo iQOOに搭載されているカメラは1200万画素(F/1.79)+1300万画素(F/2.4)+200万画素(F/2.4)です。こちらの機種は特別優れているカメラが採用されているわけではありませんが、AI機能やアルゴリズムを駆使して綺麗な写真を撮ることが可能になっていますので、Meizu 16Tもソフトウェア開発に力を入れれば同等やそれ以上の写真を撮ることが出来ると思います。
ゲーミングスマートフォンだから写真はそれほど綺麗に撮れなくてもいいのではなく、ゲーミングスマートフォン“なのに”綺麗な写真が撮れることが大事です。
Meizu 16TはQualcomm Snapdragon 855を搭載し、価格は2000元(約33,500円)-2500元(約42,000円)の間になる事がわかっています。ハードウェアの利益率を5%に抑えているXiaomiのXiaomi Mi 9が2999元(約50,000円)、圧倒的なブランド力を持っているvivo iQOOが2998元(約50,000円)という価格設定になっているので、CEOが話している価格で販売することができれば大きな注目を集めるでしょう。