Meizuは主戦場の中国市場の他に国際展開も積極的に行っており、いくつかの機種が中国国外の市場で発表されています。
中国市場向けに2018年4月に発表されたSamsung Exynos 8895を搭載したMeizu 15 Plus、Qualcomm Snapdragon 660を搭載したMeizu 15、Snapdragon 626を搭載したMeizu M15は国際市場向けにも発表されていますが、驚くことにアップデートによるサポートが全く行えていないことが判明しました。
ちなみにMeizu M15は国際市場ではMeizu 15 Liteとして販売されています。
Meizu 15シリーズは2018年5月にロシアで発表され、その後多くの市場で発表されている製品です。多くの企業が縦長の18:9のディスプレイを採用している中、Meizu 15シリーズは16:9の昔流行ったディスプレイを採用し、注目を集めました。
そのMeizu 15シリーズにアップデートが行われたのは2018年7月11日が最初で、2回目のアップデートが8月1日です。これで終わりです。販売してから2回しかアップデートを行っていません。
一方で中国市場向けのMeizu 15シリーズは2週間に1回のベータ版のアップデート、約4ヶ月に1回の安定版のアップデートがしっかりと行われており、リリースされたファームウェアは20個を超えています。20個超えと2個、市場によるサポートの格差の広がりが異常です。
しかもMeizu 15シリーズは“旗艦シリーズ”として発表された製品で、Meizuの代表的なスマートフォンとして存在しています。それのアップデートがたった2回。何も思っていないのでしょうか。
これではどんなに魅力的な製品だったとしても「サポート不足」の観点から購入を控える人が増えてしまいます。現に「Meizuのスマートフォンを購入したのは喜ばしい出来事だが、サポートが全く無いので購入は失敗だった」という声もあり、せっかく獲得したユーザーを大切にせず蔑ろにするので嫌われて失っています。
Meizu 15シリーズの後継機として発表されたMeizu 16thとMeizu 16も2019年に入ってから1度もアップデートされておらずサポート不足が否めません。サポートが出来ないならリリースしないでいただきたい。やる気がないなら中国市場だけで頑張ってください。