MEIZUは1月15日に“2018 年魅族品牌媒体溝通会”というメディア向けの発表会を行い、その中で2018年の展望を発表したようです。
初心に返ってMEIZUを「元に戻す」、唯一無二の製品を作ることが大きな目標のようです。
発表会ではMEIZU副総裁の 楊柘(Jeffrey Yang) 氏が登壇し、2017年のMEIZUは2000万台を出荷、世界40カ国以上に進出したこと、売上額は200億元を突破し、包括的で安定した収益性を達成したことを公表しました。
しかし2016年の出荷台数は2200万台なので9%減となっていますが、2017年のスマートフォン総合出荷数が32.5%も減少しており、特別な問題はないと鳳凰科技のインタビューにて発表しています。
2017年のMEIZUは変革の年で、2月にはCEOの 黄章(Jack Wong) 氏が事業変更を宣言すると400人規模のレイオフが行われました。
そして6月には魅族(MEIZU)事業部、魅藍(mblu)事業部、Flyme事業部の3事業展開を行うことを発表し、更に同年12月には新たに海外部門、アクセサリー部門、電子商取引部門を追加して計6事業展開で行うことが発表されました。
そして同年12月にはCEOを中心とした経営方針に変更したことが社員によって発覚し、変革の年だったといえます。
2018年は書物の「大禹謨」の中にある「惟精惟一」を引用し、唯一無二の製品を作っていくことを目標にしました。
2017年の唯一無二と言えば背面にタッチ可能なディスプレイを搭載したMeizu PRO 7シリーズがあり、ここまで尖るのか不明ですが他社とは違ったスマートフォンをリリースするようです。
2018年は、SAMSUNGとQualcommと協力してミドルレンジからフラッグシップモデルに注力することも発表しました。
2018年は次世代通信規格「5G」とAIシステムの発展が不可欠で、それらを考えるとこの2社との協力が望ましいとのことで、今のスマートフォン界隈では「MediaTek製品は低品質で低スペック」という認識が根付き、中国企業が相次いで脱MediaTekを進めていますので、この考えは正しいように考えられます。
そして2018年はMEIZU創立15周年を迎え、15周年を祝った「MEIZU 15 PLUS」が2018年前半にリリースされる予定です。
この製品も「惟精惟一」のスローガンを掲げ、唯一無二の製品としてリリースする様なので期待が高まっています。
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