Qualcommがモバイル向けの最新プラットフォーム「Snapdragon 845」が発表されました。
2017年のAndroidスマートフォンのフラッグシップモデルに多く採用されたSnapdragon 835の正統後継機となり、パフォーマンスの上昇が期待されています。
12月5日に行われた発表会ではXiaomiのCEOの 雷軍(Lei Jun)氏 が登壇し、Snapdragon 845を“初”搭載するのがXiaomiであることが明かされました。
これは2016年に発表されたSnapdragon 835でもXiaomiが世界初搭載しており、Xiaomiの勢いが続く限りはフラッグシップモデル向けのSnapdragonを初搭載するのはXiaomiという流れになるでしょう。
Snapdragon 845の製造にはSAMSUNGが大きく関わり、製造プロセスは前モデルと同じく10nmとなっています。
詳細なスペックは発表翌日の12月6日に公開される予定です。
フラッグシップモデル向け新SoCが発表される時になるのはパフォーマンスで、2017年12月現在AnTuTuベンチマークとGeekbenchにおいてトップに立っているのはApple製SoCのApple A11 Bionicです。
これを超えられるかが全国のAndroidユーザーの注目の的です。
今現在のSoC別のパフォーマンス表を作成しました。
Apple A9X Fusionはタブレット向けですが、比較対象としてわかりやすいのでデータに入れています。
Snapdragon 450は厳密に言うとエントリーモデルですが、パフォーマンスが他のミドルレンジと同じなのでミドルレンジに位置しています。
MediaTekはフラッグシップモデル向けのHelio Xシリーズの開発を中止を決定したようなので、Helio X30が最高レベルのパフォーマンスを誇るSoCとなります。
SAMSUNGもフラッグシップモデル向けSoCとしてExynos 9 Series(9810)を開発中で、一部情報によるとSnapdragon 845を上回るパワーを持っているようです。
このSoCはGalaxy S9シリーズに初搭載される見込みです。
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