7月26日に発表されたMeizuのPROシリーズスマートフォンとなるMeizu PRO 7 / PRO 7 Plusの後者、Meizu PRO 7 Plus(中国版)を購入しましたのでフォトレビューをさせていただきます。
何と言ってもこのスマートフォンの魅力はSoCにMediaTek Helio X30(MT6799)、背面に小型カラーディスプレイを搭載している点でしょう。
こちらの深い内容については後日、フルレビューで語りたいと思っています。
Meizu PRO 7 PlusにはRAM 6GB + 内蔵ストレージ 64GB / 128GBのモデルが有り、今回購入したのは最上位モデルとなる128GB版です。
カラーは上位版専用となっているスペースブラック(Space Black)で、こちらは通常のブラックとは色の濃さが違い、背面のディスプレイがよりスマートフォンと一体化する特徴があります。
フルレビューは以下の記事をご覧ください。
PRO 6 Plus VS. PRO 7 Plus
Meizu PRO 7 Plusの従来機としてMeizu PRO 6 Plusが存在しますので、スペックシートで比較します。
購入する際の参考になればと思います。
概要 | ||
---|---|---|
名称 | Meizu PRO 6 Plus | Meizu PRO 7 Plus |
発売日 | 2016/12/08 | 2017/08/05 |
本体価格 | 2999元
3299元 |
3580元
4080元 |
本体情報 | ||
Android | Android 6.0.1 | Android 7.0 |
Flyme OS | Flyme 6 | Flyme 6 |
SoC | SAMSUNG Exynos 8 Octa(8890) | MediaTek Helio X30(MT6799) |
動作周波数/コア数 | Exynos M1 2.0GHz x4
+ ARM® Cortex®-A53™ 1.5GHz x4 |
ARM® Cortex®-A73™ 2.6GHz x2
+ ARM® Cortex®-A53™ 2.2GHz x4 + ARM® Cortex®-A35™ 1.9GHz x4 |
Exynos M1 2.3GHz x4
+ ARM® Cortex®-A53™ 1.6GHz x4 |
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GPU | ARM Mali-T880 MP10 | IMG PowerVR 7XTP-MT4 |
ARM Mali-T880 MP12 | ||
RAM | 4GB LPDDR4 | 6GB LPDDR4X |
内蔵ストレージ | 64GB(UFS2.0)
128GB(UFS2.0) |
64G(UFS2.1)
128GB(UFS2.1) |
カメラ(リア/フロント) | 1200万画素(IMX386) | 1200万画素(IMX386) x 2 |
500万画素 | 1600万画素 | |
バッテリー容量 | 3400mAh | 3500mAh |
ディスプレイ | ||
インチ | 5.7インチ | |
解像度 | 2560 x 1440 (WQHD) | |
種類 | Supaer AMOLED | |
サイズ | ||
縦 x 横 x 厚 | 155.6 x 77.3 x 7.3 mm | 157.34 x 77.24 x 7.3 mm |
重量 | 158g | 170g |
Meizu PRO 6 Plusのレビューは以下の記事をご覧ください。
開封
箱は縦長で珍しいデザインをしています。
この光沢の強い方を上に引き抜く様に開けていきます。
今回購入したのは先程も言いました通り、Meizu PRO 7 Plusの内蔵ストレージ128GB、そのモデル専用カラーとなっているスペースブラック(曜影黒)です。
モデルナンバーはM793Q(全網通公開版)です。
引き抜いて開けると更にボックスが有り、この写真の右側が本体の入っている箱です。
既に見えているのはSIMイジェクターピン。
honor 8の様に引く抜くとスマートフォンとご対面。
本体に関してはちょっと後にして、アクセサリーを見ていきます。
本体はこの2つの箱に挟まれていて、まずは右側から紹介します。
右側にはシェルケース、USB Type-Cケーブル、VIPカード(修理などのサービスで有効)、説明書兼保証書です。
Meizu初のケースが付属となっています。
左側にはACアダプターが入っており、最大5V x 5A = 25Wでの急速充電が出来るようになっています。
Meizuはこの規格をmCharge 4.0と呼んでいます。
いよいよ本体とご対面です。
5.7インチディスプレイですので大きく見えますが、持つと意外とピッタリなサイズ感という絶妙な大きさです。
前面上部には受話口の中に近接センサー、その左には1600万画素のカメラが配置されています。
受話口に物を配置するのはSmartisanが得意とするもので、Meizuはそれを真似したことになります。
前面下部にはMeizuの代名詞ともなっているホームボタン「mTouch」が配置され、主な操作は触れるとバック操作、押し込むとホーム操作となっています。
最近では他のメーカーもこの機能を採用し始めていますが、Meizuは2015年のスマートフォンから搭載を始めているので、この機能の祖はMeizuであることを覚えて頂くとうれしいです。
本体下部は左からスピーカー、USB Type-Cポート、マイク、イヤホンジャックとなっています。
イヤホンジャックをなくしてしまうメーカーが多い中、Meizuは自社でイヤホンを開発しているため今のところはイヤホンジャックの廃止には消極的です。
背面にはデュアルカメラ、リアディスプレイが左側に配置されています。
リアディスプレイはカラーのAMOLED液晶で、タップ操作が可能になっています。
今までに背面にディスプレイを搭載していたスマートフォンはE-linkというモノクロのものばかりでしたが、こちらはカラーディスプレイとなっています。
デュアルカメラは1200万画素(IMX386)が2つ配置されています。
モノクロ写真、意図的なボケ写真を撮影することが出来ます。
背面右側にはスタイリッシュさを醸し出しているMEIZUロゴ。
この配置によって本体のかっこよさを倍増させている気がします。
付属していたシェルケースはピッタリ収まり、側部は全て守られていますが上部下部は空いていますので、このへんは各自TPUケースが必要になるでしょう。
電源ボタンの並びの最下部にはMEIZUの表記があり、ちょっとかっこいいです。
ケースを装着した時にリアディスプレイの様子です。
ディスプレイ部分がちょうどくぼみに入り、そのまま置いた時に傷がつくことはなく、それと同時にカメラのレンズも傷がつかないようになっています。
これが気になる人が多いと思います。
普段のように持った時にリアディスプレイに触れてしまうのかという問題ですが、全く当たりません。
これならケースなしでも十分使えますね。
SIMはnanoSIM x 2でMicroSDには非対応です。
ですので、最大128GBの容量でやりくりをしないといけません。
本体は171gと重め。
背面にディスプレイを搭載していますので仕方がないことではありますが、一日中持つのには辛さが有ります。
サンプルフォト
写真は全てオートで撮影してます。
総括
非常に素晴らしい完成度で、Meizu PRO 6 Plusを完全に上回っていると言っても過言ではないでしょう。
背面のディスプレイは既に販売されている2017年のスマートフォンにおいてトップクラスの特徴で、いい意味で尖ったデザインになっています。
そして背面のディスプレイ側に配置されたデュアルカメラのチューニングも上手に出来ており、何かを表現するために使っても文句は出ないかなと思います。
個人的には背面にあるロゴの位置に斬新さが見えていて、中央や下部に配置することは多いと思いますが、右下に配置されているのはスタイリッシュさがあります。
ただ、4088元(66,885円)と中国製スマートフォンからすると非常に高い値段となっています。
やはり気になるのはこの価格の魅力があるかという点ですが、外見だけでも大いにあると思います。
しかし、この価格で満足出来るのは背面のディスプレイに魅力を見出すことが出来た場合なので、それを除くとスマートフォンの質感やDACなどこだわりの面は見受けられますが、至って普通のスマートフォンとして評価せざるを得なく、その場合だとHelio X30というSnapdragon 821レベルのSoCにその値段は払えないと思います。
それでも背面のディスプレイには大きな魅力が有り、Meizuもこれから機能を拡張していくと思いますので、私から言えるのはこの価格で購入しても確実に満足できると思います。
Meizu Pro 7 Plus 6GB 64GB/128GB 4G LTE MTK Helio X30 Deca Core 5.7" 2K Screen