Meizu PRO 6 Plus(4GB+128GB)のレビュー。数日使用してみて

Meizu PRO 6 Plus(4GB+128GB)のレビュー。数日使用してみて

2017年4月29日
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2016年に発表・販売開始となったSAMSUNG Exynos 8890を搭載したMeizu PRO 6 Plusのソフトウェアレビューをします。

Meizu PRO 6 PlusにはRAM 4GB + 内蔵ストレージ 64GBの通常版と、RAM 4GB + 内蔵ストレージ 128GBの高配版の2モデル展開で販売をしており、細かなスペックが以下のように異なります。

  • RAM 4GB / 内蔵ストレージ 64GB(通常版)

SoCがExynos M1 2.0GHz x4 + ARM® Cortex®-A53™ 1.5GHz x4

GPUがMali-T880 MP10

  • RAM 4GB / 内蔵ストレージ 128GB(高配版)

SoCがExynos M1 2.3GHz x4 + ARM® Cortex®-A53™ 1.6GHz x4

GPUがMali-T880 MP12

ベンチマークスコアはもちろんのことですが、動作も少しずつ異なります。

今回購入したのは4GB + 128GBの高配版で、今でも人気があって限量販売が行われています。

 

外観レビューは以下の記事をご覧ください。

 

WQHD(2560 x 1440)ディスプレイ

Meizu PRO 6 PlusはSuperAMOLEDのWQHDディスプレイを有しています。

WQHDディスプレイを久しぶりに使用するので、使用当初は吸い込まれるような錯覚に陥っていましたが、今ではFHDとの差が少し見ればわかるぐらいにこのディスプレイに馴染みました。

SAMSUNGやLGのスマートフォンでは当たり前となっているAOD(Always On Display)機能をMeizuスマホとして初搭載したので期待を寄せていたのですが、絶妙に使いどころがなく少々残念感が否めません。

外で日時を確認するときは時計を使いますし、PCの側に置く時もタスクバーを見ればすぐに日時がわかり、タブレット端末を使用しているときもタブレットのステータスバーを見ればいいので、これと言った使い方はないと思います。

 

Exynos 8890の実力

 

今までMediaTek Helio X20(MT6797)を搭載したMeizu MX6を使っていてそこまでストレスを感じていませんでしたが、Meizu PRO 6 Plusを使用すると「あれ?ここで引っかからないんだ。」とか「こんなに起動速度が速かったかな?」と圧倒的な差を見せつけられました。

3D処理を膨大に必要とする崩壊3(中国版)や中程度使用するららマジ、ほぼ使用しないミラクルニキまで難なくプレイすることが出来ます。

3Dスコア、CPUスコアともに高く、これから先も問題なくゲームをすることが出来るスマートフォンのひとつになると思います。

 

LPDDR4 + UFS 2.0

Meizu PRO 6 PlusはRAMにLPDDR4、内蔵ストレージにUFS 2.0を搭載しています。

最新規格のLPDDR4X、UFS 2.1ではないという所にもったいなさを覚えますが、十分使用することが出来るのでまぁ良しと出来ます。

 

カメラ性能

 

中国のメーカーとしては古くからカメラにこだわりを持っており、OIS(光学手ブレ補正)を4つも搭載したり、センサーにSONY製のIMX386を搭載したり、今回も惜しみなく発揮しております。

昼間の撮影も、夜の撮影も、ご飯の撮影も、お花の撮影も問題なく、カメラを求めて購入しても満足できると思います。

ビデオは4K解像度で撮影することも出来、4月という季節ですが15分使用を続けても筐体が熱くなって持てなくなるということはなく、安心して撮影することが出来ます。

サンプルフォトは全てオートで撮影しています。

 

Hi-Fi

ES9018K2M + AD45275を積んでいますので、他のスマートフォンよりは良く聞こえます。

SHURE SE215 Special Editionを直差しして聞いてみた所、音の深みが出たような、音域が広がるというのでしょうか、非常に聞きやすくなります。

ボーカルの声も潰れることなく聴こえ、且つベースの音もしっかり拾うという聞いてて楽しいです。

 

DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)非対応

2016年12月のフラッグシップモデルながらDSDSに非対応です。

筆者はDSDSの機能を全く活用しておらず、DSDSに対応している一歩先を進んでいる感じを味わいたいだけなのでさほどダメージはありませんが、他のメーカーのフラッグシップモデルが対応しているので少々残念です。

モデムが原因ですので、アップデートにより対応するという可能性はほぼなく、日本ではSIMカード1枚で運用するしか無さそうです。

 

バッテリー

3400mAhと2Kディスプレイから考えると物足りないような気がしますが、そんな心配は無用。2日は充電しなくても大丈夫と言いきれるほど完璧なバッテリーの持ちです。

画像はある1日のデータで、22時からグラフィックを最高設定にして崩壊3(中国版)ぶっ通しでやっていたため、大きく減っていますが、合間にゲームを少しやるというレベルならば全く減りを感じさせません。

更に、バッテリーが減っても最大12V / 2Aの24Wでの急速充電(mCharge)が可能ですので、充電に関しても問題がなく、スマートフォンとして最高の出来となっています。

Meizuの技術もそうですが、昨今のバッテリーの技術が進歩しているというのを見ることが出来ます。

 

総評

皆が待っていたMeizuのスマートフォン!という出来で、やはりMeizuは素晴らしいと再認識させてもらえました。

2016年には13機種もMediaTekのスマートフォンをリリースしましたので、Exynos 8890がよく見えてしまうというのも否定できませんが、それを上回る完成度です。

いまいち使い道がなく紹介しませんでしたが3D Touchやホームボタンを使って心拍数を測ることが出来る機能を持っています。

後、外部SDカードに非対応で、最上位モデルが128GBのストレージがある為不自由は感じませんが、対応していて欲しかったと思う一つの欠点です。

 

価格は中国本土で2999元(約48,500円)、3299元(約53,000円)と少々値が張りますが、皆が待ち望んでいたExynos搭載Meizuスマートフォンなのか、「XiaomiのスマートフォンやHuaweiのスマートフォンから乗り換えたよ」という報告を掲示板でも見ることが出来るぐらい良いスマートフォンです。

Meizu PRO 6 Plusは中国国外ですとAliExpressやeBayなどで購入することが出来ます。

圧倒的な高級感のあるMeizu PRO 6 Plus、いかがでしょうか?

 

発表会の様子は以下の記事をご覧ください。

待ちに待ったExynos搭載モデルということもあり、今までの発表会と打って変わって非常に盛り上がりました。

 

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