未発表SoCのSamsung Exynos 880を搭載したvivo製スマートフォンがGeekbenchのデータベースに出現しました。
Exynos 880を搭載したvivo V2002AのスペックはAndroid 10、RAM 8GBとなっています。気になる性能はシングルコア性能が641点、マルチコア性能が1,841点となっています。Identifier欄にはpart 3341の記載が見られますので、Exynos 880はCPUにARM Cortex-A77を採用しています。
開発者コードを使用し詳しく見てみると、CPUは2+6のオクタコア構成で周波数は2GHz(2002MHz)+1.79GHz(1794MHz)、GPUはARM Mali-G76を搭載しています。この他Exynos 980からExynosプロセッサーで採用されるようになったenergy_stepをガバナーに採用していますので、間違いなくSamsungが開発しているプロセッサーでしょう。更に、Exynos 880はvivo X30やvivo X30 Proで採用されているExynos 980とスペックが非常に似ており、Exynos 980の主なスペックは8nm FinFET製造プロセス、CPUは2xA77(2.2GHz)+6xA55(1.8GHz)のオクタコア構成、GPUはARM Mali-G76 MP5 @728MHzとなっています。そのため、Exynos 880はExynos 980の低クロックモデルとして開発されている可能性が高く、主な変更点としてCPUはA77コアを200MHz低クロックに、GPUは予想となりますがコア数が減って低クロックに仕上がると予想しています。
vivo V2002Aはリークによるとvivo Y70sとして発表される見込みで、vivo Yシリーズ初の5G通信対応携帯電話となる予定です。vivo Yシリーズは発表会を開催せず公式微博アカウントを通じて発表する傾向にありますので、今後の動向に注目です。