Meizu 17とMeizu 17 Proのデザイン候補は3種類、カメラの配置は縦・横・円形

Meizu 17とMeizu 17 Proのデザイン候補は3種類、カメラの配置は縦・横・円形

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Meizu初の5G通信対応スマートフォンとして発表されたMeizu 17Meizu 17 Proのデザイン候補が少なくとも3種類あることが中国特許庁(SIPO)によって明らかになりました。

 

Meizu 17とMeizu 17 ProはMeizu初のパンチホールカメラを採用し、背面のカメラはSamsung Galaxy S10 5GやLG V60 ThinQ 5Gのような水平線デザイン(Horizontal Design)を採用しています。今回の特許では実際に製品として採用された水平線デザインの他に、Xiaomi Mi 10 ProやHuawei P30 Proのような左上から縦に並んでいるデザイン、Redmi K30 ProやOnePlus 7Tのような円形のデザインを考えていたことが明らかになりました。

 

こちらが実際にMeizu 17とMeizu 17 Proに採用されたデザイン(CN305860359S)で、ディスプレイの右上にはパンチホールカメラ、背面は水平線にカメラが並んでいるデザインを採用しています。

 

これは不採用となったデザイン(CN305860358S)で、ディスプレイ上のパンチホールの位置は同じですがカメラの配置が異なっており、左上に縦に並んだものとなっています。連なったカメラから右に離れている円形はリング状のLEDフラッシュが配置されていると考えています。この位置にカメラがあると机などの水平なものにおいて使用する際に右下と左下に空間が出来ますので、カタカタと音がなってしまうといったユーザーとしてはあまり好まれない現象が発生します。Meizu 16s Pro、Meizu 16s、Meizu Note9でこの様な位置を採用していましたがMeizuユーザーの声は芳しく無く、この配置をやめた可能性が考えられます。

 

こちらも不採用となったデザイン(CN305860354S)で、ディスプレイ上のパンチホールの位置は同じですが、カメラはOnePlus 7TやRedmi K30 Proのように円形のデザインとなっています。このデザインはカメラの数が4つとなっていますので、Meizu 17のデザインにしようとしていた可能性があります(Meizu 17 Proは5眼)。このデザインをMeizu 17に採用するとMeizu 17 Proだけ特別なデザインとなってしまうため、経営状態が苦しいとされるMeizuにおいて様々なデザインを持ったスマートフォンを同時に生産するとなるとかなりの費用がかかるので、このデザインをやめたと考えられます。

 

この3種類のデザインは林家爵(Lin Jiajue)氏、汪東偉(Wang Dongwei)氏、黄秀章(Huang Xiuzhang)氏が設計しており、CEOの黄秀章(Huang Xiuzhang)氏の名前がありますので、Meizu 17とMeizu 17 ProのデザインはCEOの考えが反映されていることになります。CEOはノッチ嫌いで有名で、競合他社が当たり前のように採用してもMeizu 16sやMeizu 16Tではノッチレス+ベゼルレスを追求していました。そのため、パンチホールデザインも忌避しているのではないかと考えられていましたが、残念ながら今回の特許によってそうではないことが明らかになり、Meizuとしてパンチホールデザインはノッチレス+ベゼルレスデザインの正当進化だと思っているということになります。

 

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