HUAWEIから独立したHONOR Device(以降: HONOR)はアメリカ合衆国の制裁対象外になったのでQualcommの製品の採用が期待されていました。今回、HONOR CEOはQualcommが開催したイベントに登壇しSnapdragonの採用を表明、HONOR初のSnapdragon搭載機が発表されると明らかになりました。
HONORのSnapdragon採用はSnapdragon 778G 5Gの発表を知らせる記事で既に明らかになっていましたが、HONOR CEOの趙明(Zhao Ming/通称: George)氏はQualcommが北京で開催した2021高通技術与合作峰会(Qualcomm China Tech Day 2021)に登壇し、改めてSnapdragon製品採用と先日発表されたSnapdragon 778G 5GをHONOR 50シリーズで“初”採用すると表明しました。
HONOR CEOはHONOR 50シリーズで初採用と発言しましたが、QualcommはHONOR 50での初採用を記載しているので、シリーズ製品の標準モデルのHONOR 50だけが採用すると考えています。
HONORは昨年4月にHONOR 30、30 Pro、30 Pro+のHONOR 30シリーズを発表しており、今回発表が予告されているHONOR 50シリーズも同様にHONOR 50 Pro、50 Pro+が上位モデルとして用意されているでしょう。これらの製品はSnapdragonではなくDimensityの採用が有力です。
CEOは同イベントの登壇後に微博を更新し、HONOR 50シリーズを6月に発表すると明らかにしました。しかし、具体的な発表時期や、独立によって期待されている国際的な展開予定はわかっていません。