Meizu 20 Infinityとpovo 2.0の相性が微妙に悪い話

Meizu 20 Infinityとpovo 2.0の相性が微妙に悪い話

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2023年3月に発表し6月に販売されたMeizu 20シリーズの無界版となるMeizu 20 Infinityを購入したので、意気揚々とpovo 2.0の物理SIMを挿入したところ正しく認識しませんでした。その後、設定を少し触ることで通信できるようになったので、解決方法を共有します。

 

Meizu 20 Infinityにpovo 2.0の物理SIMを挿入したところ、何故かSIMを正しく認識せず、認識した状態と認識していない状態を行ったり来たりしました。正しく認識した瞬間でもアンテナピクトがグレーになっており、通信ができない状態でした。

 

何故だかわからないので、何を認識して何を認識していないのかを見てみると、電話番号の取得ができていないことがわかりました。電話番号が取得できないことが何を意味しているのかわかりませんが、ひとつわかるのは「電話番号が取得できない」と「正しく認識されない」がイコールになっていることです。

 

そこで、Settings ->Network & internet -> 認識した瞬間に選択されるSIMカード内の項目に5Gを有効にする「Enable 5G」があるのですが、これをオフにすると電話番号が正しく認識されて通信ができるようになりました。(再度Enable 5Gを有効にすると先程と同じく正しく認識されなくなる)

 

ちなみに、Meizu 20 Infinityにはpovo 2.0のAPNが登録されていないので、povoの公式サイトやSIMに付属した説明書を読んで設定する必要があります。

 

欠点としては「Enable 5G」をオフにしているので5G通信が利用できないことです。今回、物理SIMを挿入したMeizu 20 InfinityはSub-6GHz帯のn77とn78に対応しているので理論上は利用できるはずですが、これが直るまでは少なくともpovo 2.0環境で5G通信を利用することは出来ません。

 

今回試したのはpovo 2.0ですが、同じKDDIのネットワークを利用するauやUQ mobile、その他のMVNOではどうなのかはSIMを持っていないので不明です。その他のMNOのNTTドコモやSoftBank、楽天モバイルでは検証していないので、povo 2.0とMeizu 20 Infinityの相性が悪いということだけは判明しました。

 

そのため、Meizu 20やMeizu 20 Proとpovo 2.0の相性は不明です。ただ、これらの製品は共通してFlyme 10、Snapdragon 8 Gen 2を搭載しているので恐らくは同じ方法をとらないとpovo 2.0の利用はできないのではないかと思っています。