Sonyが開発中のウォークマン「NW-ZX900」が搭載するSoCがDragonwing Q-6690と判明しました。過去作からの大幅な性能向上が期待でき、これまで以上に長期間利用することが可能になりそうです。
Dragonwing Q-6690はQualcommが開発したIoT向けのSoCで、直近の製品では京セラのDuraForce EX2が搭載しています。このSoCの主な仕様は、製造プロセスがTSMC 4nm N4、CPUが最大2.96GHzで動作するCortex-A720と最大2.71GHzで動作するCortex-A720と最大2.02GHzで動作するCortex-A520を1+3+4構成で採用、GPUは最大1150MHzで動作するAdreno 810、RAM規格はLPDDR5、内蔵ストレージ規格はUFS 3.1、モバイルデータ通信はモデルによって5Gに対応します。
ただ、このDragonwing Q-6690には下位版が存在しており、主な変更点はCPUが最大2.96GHzのCortex-A720は最大2.02GHzに、最大2.71GHzのCortex-A720は最大2.02GHzに、最大2.02GHzのCortex-A520は最大1.80GHzに下がり、GPUは具体的な数値は不明なものの動作周波数が下がっているのは間違いありません。開発中の「NW-ZX900」はこちらの下位版のDragonwing Q-6690を搭載します。
2023年1月に発表されたNW-A300とNW-ZX700、開発中のNW-ZX900のスペックを比較したのが上の表です。わかりやすい違いとしてRAM容量が4GBから8GBに倍増しており、動作に余裕が生まれるでしょう。CPUはCortex-A73が2016年5月に発表され、Cortex-A720は2023年5月に発表されたので7世代も更新しました。動作周波数だけを見ると同じですが、CPUそのものを見ると見違えるほど進化していることがわかります。
価格については、NW-ZX707が発表時は104,500円 (税込)で、2026年5月には91,300円 (税込)といった設定でしたが、採用しているSoCが4nmプロセスのDragonwing Q-6690で、RAMの容量がAI需要の高まりによってメモリの価格が高騰している中で8GBに倍増していることを考慮すると、15万円を超える可能性は出てきます。ただ、その価格は2022年3月に発表されたNW-WM1AM2の165,000円 (税込)に近付いてしまうので、Sonyがどのような調整をするのか注目です。



