HONORはHUAWEIが展開してきましたが、2020年12月に広東省の深セン市が主導とする企業にHonor Deviceの売却が完了されたためHUAWEIとは無関係な企業となりました。そのためアメリカ合衆国によって行われている制裁の対象に含まれなくなり、Qualcommが展開するSnapdragon SoCを採用することが可能になっているというのが現在有力な情報となっています。やはり期待するのがいつ採用するのか、というものですが少しだけ具体的な日時が出てきました。
HONORは2021年の新製品としてHONOR V40を用意していることが明らかになっていますが、この製品はSnapdragon SoCではなくMediaTek Dimensity 1000+の採用が有力視されています。Honor V30/V30 Proは2019年に発表された製品で前者がHUAWEI Kirin 990で後者がKirin 990 5Gを搭載していますが、Dimensity 1000+と比較した場合CPU性能は同等でGPUはDimendity 1000+が優位に立っていますので、後継機と呼べる性能は一応有しています。
HONORによるSnapdragon SoC採用はHonor V40では行われませんが、現在HONORはSnapdragon SoCを搭載した5G通信対応製品の開発を既に進めており、HONORに近い人からの情報筋ではその製品は2021年5月から6月に発表される予定であると明らかになっています。また、Snapdragon 888 5GやSnapdragon 865 5Gといったハイエンド製品ではなくミドルレンジ製品として発表される見込みで、その情報が確かであればSnapdragon 765G 5GやSnapdragon 690 5Gを搭載するでしょう。
そして、2020年12月6日に行われたHONORのファン交流会ではCEOの趙明(Zhao Ming)氏はHONORにおけるMateシリーズとPシリーズのフラッグシップモデルの開発を明らかにしており、将来的にはこの2シリーズの製品で高性能なSnapdragon SoCが搭載されるでしょう。