Xiaomi 12 UltraやGalaxy Z Fold4が搭載予定のSnapdragon 8+ Gen 1のCPUの動作周波数が判明したので、Snapdragon 8 Gen 1と簡単に比較します。
Xiaomi 12 ProやOnePlus 10 Proが搭載したSnapdragon 8 Gen 1はSamsung 4nmで製造されましたが、Snapdragon 8+ Gen 1はTSMC 4nmで製造されました。この変更によって発熱が起こりにくく高い性能を安定して長期的に発揮できると期待されています。
8+ Gen 1 | 8 Gen 1 | |
Cortex-X2 | 3187.2MHz | 2995.2MHz |
Cortex-A710 | 2745.6MHz | 2496.0MHz |
Cortex-A510 | 2016.0MHz | 1785.6MHz |
Snapdragon 8+ Gen 1の動作周波数は上の通りで、Cortex-X2が3.19GHz、Cortex-A710が2.75GHz、Cortex-A510が2.02GHzと判明しました。CPUは共通して1+2+3構成を採用しているため、動作周波数の変更によって性能が向上するのは確定的です。
Snapdragon 8 Gen 1の動作周波数は3.00GHz、2.50GHz、1.79GHzに設定されているので、すべての動作周波数が向上しました。特に積載数の多いCortex-A710とCortex-A510の動作周波数が向上しているため、並行処理の場合で大きな差がつくと考えています。
Snapdragon 8+ Gen 1は採用企業が大きな期待を寄せており、2022年の下半期には同製品を搭載した製品が多く発表される見通しです。XiaomiはXiaomi 12 Ultraの他にXiaomi 12sやXiaomi 12s Proなどを発表する予定で、本当の2022年の製品が世に出るのはもうすぐです。