Snapdragon 8 Gen 4はNUVIA製CPUを採用か、NUVIA CPUとAdreno GPUの同時採用は2024年末に達成する可能性

Snapdragon 8 Gen 4はNUVIA製CPUを採用か、NUVIA CPUとAdreno GPUの同時採用は2024年末に達成する可能性

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Qualcommは2021年1月にCPUの開発を行う企業のNUVIAの買収を行いましたが、2022年8月になっても新しい情報は流れていません。今回、2024年に発表予定のSnapdragon 8 Gen 4がNUVIA製CPUを採用する可能性があると中国で公開されたので紹介します。

 

Weiboに投稿された情報によると、現時点でのSnapdragon 8 Gen 4の予想仕様は、プロセスノードがTSMCの3nm技術のN3、CPUがNUVIA製でbig.LITTLE構成と明らかになりました。2024年の末に発表される予定のSoCなので公開された情報は限定的ですが、現時点で得られる情報としては十分すぎる気がします。

 

プロセスノードはTSMCの3nmに基づくN3を採用する予定で、Snapdragon 8 Gen 2が4nmに基づくN4、Snapdragon 8 Gen 3が4nmに基づくN4Pを採用するとされているため、世代が変わることで大きく性能が向上する可能性があります。ただ、TSMCの3nmは5nmや4nmと同じくFinFET技術を採用するので、プロセスノードによって飛躍的に向上するという可能性は少ないです。

 

CPUはArmのCortex-X5ではなく登場が今か今かと待ち望まれていたNUVIA製のものを採用するようです。Arm CPU IPではなく自社開発されたものになるので、技術には限界がありますが、QualcommとNUVIAが追い求める性能を色濃く表現できるようになります。

 

GPUに関する情報はありませんが、大切にしてきたAdrenoを放棄する理由が見当たらないので継続してAdrenoを採用すると考えています。そのため、Snapdragon 8 Gen 4は皆が待ち望んでいたNUVIA CPU+Adreno GPUが共存する製品になる見込みです。

 

ただ、Snapdragon 8 Gen 4は2024年の末に発表する予定なので、開発の状況によっては大きく予定が変更される可能性があります。そのため、今回の情報に関してはQualcommが2024年にNUVIA製CPUを搭載しようと計画していると認識するだけで大丈夫でしょう。