Snapdragon 8 Gen 4のNUVIA製CPU、性能はCortex-X4レベルの可能性

Snapdragon 8 Gen 4のNUVIA製CPU、性能はCortex-X4レベルの可能性

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Qualcommが2024年Q4 (10月-12月)に発表すると予想されているSnapdragon 8 Gen 4は、買収したNUVIAによる自社開発CPUを搭載すると伝えられています。しかし、Arm Cortex CPUよりも性能が低い可能性があることが判明しました。

 

韓国の情報通の吸血鬼王氏によると、Snapdragon 8 Gen 4はNUVIA製CPUを採用し、高効率コアを2基と高性能コアを6基の2+6構成になるようです。このSnapdragon 8 Gen 4はGalaxy S25シリーズが搭載する予定です。

 

ちなみに、高性能なコアはPhoenix-L、高効率なコアはPhoenix-Mの名称が付与されると予想されています。QualcommはNUVIA製CPUの名称がOryon (オライオン)になると発表していますが、これは現在のKryo (クライオ)に相当する名称です。そのため、PhoenixはCortexに相当する名称となります。

 

しかし、現時点で流れている噂では、この高性能なコアはCortex-X4に近い性能を発揮しているようです。Cortex-X4はSnapdragon 8 Gen 3やDimensity 9300、Exynos 2400が採用するCPU IPなので、それらの後継製品はCortex-X5を搭載するため、Snapdragon 8 Gen 4のCPU性能が劣ってしまうのは確実になります。

 

NUVIA製CPUを初搭載するSnapdragon 8cx Gen 4はこれによって出来が芳しくなく、2023年10月に開催されるイベントではロードマップを発表するにとどまる可能性があります。これが事実であればNUVIA製CPUは前途多難です。

 

Snapdragon 8cx Gen 4によってWindows on Armが大きく飛躍すると見られていましたが、それはもう少し先の未来のお話となりそうです。

 

 

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