Snapdragon 778G 5G搭載HONOR 50シリーズ製品がGeekbenchに登場

Snapdragon 778G 5G搭載HONOR 50シリーズ製品がGeekbenchに登場

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Snapdragon 778G 5Gを初搭載するHonor Device製HONOR 50シリーズの製品がGeekbenchに登場しました。

 

HONOR 50シリーズにはHONOR 50 SE、HONOR 50、HONOR 50 Proの3製品あると報じられおり、HONOR 50とHONOR 50 ProがSnapdragon 778G 5Gを搭載するようですが、今回のGeekbenchの出現からはどちらか確定できなかったので「HONOR 50シリーズの製品」と記載しています。

 

名称はHONOR RNA-AN00で、簡単なスペックはAndroid 11、RAM 8GBとなっています。Geekbench 5.1.0で計測されシングルコア性能は787点、マルチコア性能は2,836点となっています。Snapdragon 780G 5G搭載Xiaomi Mi 11 Lite 5Gは805点と2,901点なので、わずかにSnapdragon 778G 5Gの方が劣っています。

 

開発者コードを利用して詳しく見ると、CPUは4x2.4GHz+4x1.8GHzのオクタコア構成、GPUはAdreno 642Lと記載されており、CPUの詳細な構成と周波数が明らかになりました。Snapdragon 780G 5Gは1x2.4GHz+3x2.2GHz+4x1.9GHzなので、理論上はシングルコア性能は同等、マルチコア性能はわずかにSnapdragon 778G 5Gが上回る可能性を秘めています。

 

気になる記述としてSnapdragon 778G 5Gの識別子に“revision 1”の記載が見つかりました。一方でSnapdragon 780G 5Gは“revision 0”なので、Snapdragon 778G 5GのCortex-A78はSnapdragon 780G 5GのCortex-A78から修正(改良)が行われているとわかります。

 

Arm Cortex-A78 Core Technical Reference Manual

Armが配布しているCortex-A78の資料を見るとr1p0の場合はPPA(Power, Performance, and Area/電力、性能、ダイ面積)の改善、r1p1の場合はエラッタ(構造上の欠陥や設計ミス)の修正が行われていると記載されているので、r1p0とr1p1どちらを採用しているかわかりませんが、Snapdragon 780G 5Gとは少し異なったものを採用しています。

 

この“revision”による差異は通常利用では全く気が付かないので気にする必要はありません。とはいえReaMEIZUにたどり着いたあなたは「Snapdragon 780G 5GとSnapdragon 778G 5GのCPUはほんのわずかだけ異なっている」と頭の隅っこにおいて欲しいと思います。

 

 

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