Snapdragon 750G 5GのGPU周波数が明らかに、Adreno 619とAdreno 620には明確な差あり

Snapdragon 750G 5GのGPU周波数が明らかに、Adreno 619とAdreno 620には明確な差あり

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Qualcomm Snapdragon 7シリーズにおいて初めてARM Cortex-A77 CPUを採用したQualcomm Snapdragon 750G 5GのGPUの周波数が明らかになりました。

 

Qualcomm Snapdragonに搭載されているGPUは自社開発したAdrenoとなっているため明確な競合他社が存在しないことが理由なのか不明ですが、GPUの周波数を公開しない企業となっています。それに反してXiaomiやmotorolaは搭載機のGPUの周波数を公開する企業となっているので情報元として参照することが多いですが、Snapdragon 750G 5Gを搭載したXiaomi Mi 10T Liteとmoto G 5Gについては何故か発表していない状態となっています。そのためSnapdragon 750G 5GのGPU周波数として確証のない850MHzや950MHz、800MHzといった情報が流れているため、確実性のある数値を提供するべく今回はXiaomi Mi 10T Liteのログファイルを入手してGPUの周波数を解析しました。

 

単刀直入に言うとSnapdragon 750G 5Gが採用しているGPU Adreno 619の最大周波数は800MHzで最低周波数は253MHzとなっています。Adreno 620を搭載しているSnapdragon 765 5Gは540MHz、Snapdragon 765G 5Gは625MHz、Snapdragon 768G 5Gは750MHzとなっており、AnTuTu Benchmark v8でのGPU性能はSnapdragon 750G 5Gが77,754点、Snapdragon 765 5Gが85,196点、Snapdragon 765G 5Gが93,598点、Snapdragon 768G 5Gが102,643点となっているため、GPUにおけるSnapdragon 7シリーズの名称は正しい状態になっています。

 

Adreno 619シリーズを採用した製品としてAdreno 619Lを採用したSnapdragon 690 5Gがあります。こちらのGPUの周波数は今の所確証のある数値が出ていませんが、今回の解析によって650MHzあるいは565MHzの可能性が高くなっています。