Snapdragon 7 Gen 2はAnTuTu v9で90万点前後か、同じく90万点前後を発揮するDimensity 8200と直接対決

Snapdragon 7 Gen 2はAnTuTu v9で90万点前後か、同じく90万点前後を発揮するDimensity 8200と直接対決

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Qualcommは2022年5月に新しい命名規則を採用したSnapdragon 7 Gen 1を発表しましたが、消費者が期待する性能を発揮することが出来ませんでした。この製品はOPPOとXiaomiが採用しましたが、搭載した機種は前者はOPPO Reno9 Proのみ、後者はXiaomi Civi 2のみで、圧倒的に不人気な製品として仕上がってしまいました。そんな悲しい状態ですが、後継製品は大きな期待が出来るとの情報が流れてきました。

 

後継製品なので名称はSnapdragon 7 Gen 2となる見込みで、中国の情報通の数碼閑聊站氏によると、Xiaomiが採用を予定しており、プロトタイプ製品の性能はAnTuTu v9で90万点前後を発揮したようです。Snapdragon 7 Gen 1の性能は58万点前後なので30万点以上も飛躍的に向上しており、過去に類を見ないレベルの成長となっています。

 

アーキテクチャはDimensity 8000系列よりも優れていると評価しているので、少なくともCortex-A78とCortex-A55を組み合わせたCPUでないのは確定です。ただ、Snapdragon 7 Gen 1時点でCortex-A710とCortex-A510を組み合わせたCPUを採用しているため、すでにアーキテクチャの部分ではDimensity 8000系列よりも優れています。そのため、この発言だけでは何が優れているのか不明です。

 

一応、Cortex-A710の後継製品としてCortex-A715がArmから発表されていますが、こちらはAArch32のサポートを放棄したものなので、Cortex-A715とCortex-A510 Refreshed版を組み合わせると、古いアプリを動作する際はLITTLE側のCortex-A510 Refreshed版のみが動作し、こういった場合に高い性能を発揮することは難しくなります。Qualcommはどのような組み合わせを採用するでしょうか。

 

とは言え、AnTuTu v9の90万点はSnapdragon 888 5Gよりも高い性能を発揮していることを意味するので、消費者は大きな期待をしています。製造プロセスはTSMC 4nm N4とされており、脱サムスン電子の動きが垣間見えます。ただ、消費者はどちらを採用するかはそこまで興味がなく、安定して高い性能を発揮する安定性を重要視しているので、TSMC 4nm N4でそれが達成できるなら非常に喜ばしいです。

 

 

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