調査会社のCounterpoint Researchは、2026年Q1 (1月-3月)におけるスマートフォン向けSoCの出荷台数のシェアを公開しました。ここ最近は好調だったMediaTekがややつらい時期に来ています。
Counterpoint Researchによると、2026年Q1におけるスマートフォン向けSoCのシェア (出荷台数)は、MediaTekが33%、Qualcommが24%、Appleが19%、UNISOCが13%、サムスン電子が7%、その他が5%となりました。2022年Q1からMediaTekが1位をキープしており、その強さは揺らぎません。
一方で、全体の出荷台数は前年同期比8%減で、これはAI需要によるメモリ価格の高騰が影響しています。この影響はMediaTekやQualcommだけではなく、スマートフォンを開発する企業にも広がっており、特に新製品開発に影響が及んで開発を遅らせたり取り止めたりしているようです。
個別に見るとMediaTekは2025年Q4 (10月-12月)から5ポイント減で、エントリー帯でコスト削減のためにUNISOCへ乗り換える事例が出ているようです。実際、Xiaomiがその動きを見せており、REDMI A7 ProやPOCO C81 ProはUNISOCの製品を採用しています。
QualcommはGalaxy S26シリーズでExynos 2600を搭載したモデルが出たこと、Xiaomi 17シリーズの販売が期待どおりに進んでいないことが影響して前期比3ポイント減となりました。MediaTekとQualcommは両社ともにメモリ価格の高騰が影響していますが、前者はUNISOCへの乗り換え、後者は搭載製品の販売不振と理由が異なっています。
Appleはメモリの影響がないのか好調で前期比4ポイント増で、UNISOCは乗り換え需要で3ポイント増、サムスン電子はExynos 2600の搭載成功の可能性によって2ポイント増となっています。AppleはiPhone 17シリーズがアメリカや中国で人気で、特に中国では双11で全製品の中でTOP 3がiPhone 17 Pro Max、17 Pro、17で占め、6000元 (約14万円)以上ではiPhone 17 Pro Max、17 Pro、16 Pro Maxと「中国市場で」支配しました。
メモリ価格の高騰はこれからも続くようで、2026年Q1では前期比50%から55%も上昇しましたが、同年Q2 (4月-6月)は80%から85%も上昇すると予想されています。現在はAI需要だけでなく中東の問題もあり、Counterpoint Researchはサプライチェーンが正常に戻るのは2028年初頭まで見込みがないとしています。
これからも苦難の時代は続きます。煽る意味はないですが、様々な専門家から近い将来に好転する予想がされていないので、今使っているものを大事にするか、早めに新しい製品を購入したほうがいいかもしれません。




