2016年の中国メーカーのスマートフォン出荷台数が発表。Huaweiが1億台を唯一突破

2016年の中国メーカーのスマートフォン出荷台数が発表。Huaweiが1億台を唯一突破

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2016年のスマートフォンの出荷台数がIHS Technologyによって発表されました。

全世界のメーカーではなく、中国大陸のメーカーのみの集計となっていますが、外国に向けての出荷台数も含まれています。

ですので、今回のデータにはAppleやSAMSUNGは集計されていません。

 

 

1位はHuaweiとなりました。

唯一1億台を突破しており、1億3900万台の出荷をしています。

2015、2016年と成長著しいメーカーで、スマートフォンの完成度の高さ、Android 7.0 NougatをベースとしたEMUI 5.0の完成度の高さともに評価されています。

Honorブランドでコンセプトフォンとして販売された、Honor Magicがどのような売上になるか期待がかかります。

 

 

 

2位はOPPOで9500万台。

2016年に急速にシェアを伸ばしたメーカーのひとつで、OPPO R9のみで約2000万台を売り上げているようです。

OPPO R9のスペックこそは高くありませんが、品質の高さ、サービスの良さ、中都市でオフライン店舗があるという所が、人気たる所以のようです。

2017年はどの様にシェアを伸ばしていくのか楽しみな企業です。

 

 

 

3位はvivoで8200万台。

OPPO、vivoは2016年に急速にシェアを伸ばしたメーカーで、OVと表記されることが有ります。

OPPOと同様に、最新スペックで販売するというのはあまりなく、価格だけで見ると割高感があります。

しかし、vivoは自撮りや風景の撮影などのカメラに拘っているメーカーで、その確かなカメラ機能が値段にあっていて、昨今のSNSブームも相まって人気があります。

 

 

4位はXiaomiで5800万台。

Xiaomiは2016年の出荷台数を発表しないと明言しています。

2015年の出荷台数が7000万台であることを考えると、販売に失敗しているといえるでしょう。

Xiaomiはコスパで人気を獲得したので、2016年のように他社と同じスペックで同じ値段となると、Xiaomiではなくても良くなってしまうので、売上が落ちているのでしょう。

最近ではXiaomi Mi Note 2やコンセプトフォンのXiaomi Mi MIXの様な「黒科技(ブラックボックス)」をテーマとした高価格帯のスマートフォンが製造されるようになり、また違った層を獲得しようとしています。

 

 

 

5位はZTEで5700万台。

AXON 7の様なフラッグシップ、BLADEシリーズの様なミドルから下位モデルまで幅広く販売しています。

子会社のnubiaも好調で、デザインの完成度が高いです。

 

 

 

6位はLenovoで5000万台。

MotorolaやZUKも含まれており、Motorolaが海外で人気なようです。

ZUK Z2は5.0インチ、Snapdragon 820で約20,000円ということも有り、日本を含め海外で人気のあるスマートフォンで、カスタムROMも充実しています。

Android 7.0 NougatをベースとしたZUI 2.5の完成度も高く、これからも人気が続くでしょう。

 

 

 

7位はTCLで3400万台。

日本ではあまり話題にならないTCLですが、中国では人気のあるスマートフォンの様です。

セキュリティに力を入れているメーカーで、電子決済が発達している中国では必要不可欠な機能なので、セキュリティの高さが伺えます。

AlcatelもTCLのブランド、BlackBerryもTCLのブランドで、ヨーロッパ、アメリカでも手堅く売り上げています。

 

 

 

8位はGioneeで2800万台。

2016年末には7000mAhのバッテリーを搭載したGionee M2017を発表したことで更に有名になりました。

5.7インチ2K(2560 x 1440)ディスプレイを有しながら、連続待受時間は912時間となり、38日は持つ事が出来るようです。

Snapdragon 653を搭載しているというポイントが少々もったいないような気がしますが、通常使用であれば全く問題なく、ただバッテリーを積んでいるようなOUKITEL K10000を遥かに凌ぐでしょう。

 

 

 

9位はMeizuで2200万台。

2015年の販売台数は2000万台ですので一応成長はしていますが、目標値は2500万台でしたので、販売に失敗しているといえるでしょう。

Qualcommとの問題によってMediaTek製のSoCを使用せざるを得なくなったり、同じようなスペックのスマートフォンを乱発するというような、消費者が混乱するような販売をしてしまったので、あまり成長していません。

2016年12月30日にQualcommと和解しましたので、Snapdragonを使用できるようになり、MediaTek、SAMSUNG、Qualcommの3社からSoCを供給できるようになったので、2017年は本当の戦いが始まります。

 

 

 

10位はLeEcoで1900万台。

自社サービスのLeTVを利用してもらうという前提で格安で販売しているメーカーですが、中国国外のユーザーがブートローダーアンロックをして使用するという事が起きてしまったことや、他事業に無計画に出資し続けるてしまったので、資金難になっているのではないかというニュースが流れました。

最近ではMediaTek、Qualcommからの供給ができていないというニュースも有り、2017年はどうなるのか心配です。

 

 

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