Samsung(サムスン電子)はExynos 2100、Exynos 2200の失敗を受けて本格的に「Galaxy専用AP」の開発に乗り出したようで、7月に1000人規模のタスクフォースを発足する可能性があると韓国の媒体が報道しました。
「Galaxy専用AP」はAppleのA製品やHUAWEIのKirin製品のように他社に供給しない完全な自社向けの製品を指します。Galaxy S21が搭載したExynos 2100やGalaxy S22が搭載したExynos 2200も「Galaxy専用AP」と思うかもしれませんが、これらの製品はXiaomiやvivo、OPPOが採用を見送ったために結果的に「Galaxy専用AP」なったので、Samsungが動き出した新たな計画と過去のExynos製品はまったくの別物です。
5月23日、業界に精通した人によると、Samsungが「Galaxy専用AP」を開発するための「Dream Platform One Team」を発足する準備が整い、正式な発足は2022年7月に決まったようです。このタスクフォースは名称の通り「夢の製品」を開発・製造することが目標で、強い意志を名称に付与しています。
このタスクフォースのトップはMX事業部社長のノ・テムン氏と、S.LSI事業部社長のパク・ヨンイン氏が共同で務めるようです。そして、人員は1000人規模で、S.LSI事業部でExynosを開発してきた人材と、MX事業部でGalaxy製品の調節を行ってきた人材で構成されると明らかにされています。
最初の「Galaxy専用AP」は2025年に発表予定で、Galaxy S25、Galaxy S25+、Galaxy S25 Ultraが搭載する見込みです。同年に発表する予定のGalaxy Z Fold7やGalaxy Z Flip7への搭載は言及されていませんが、Samsungはフォルダブル製品の将来性に期待しており、手頃な価格の製品の開発も視野に入れているようなので、「Galaxy専用AP」の完成度次第では搭載する可能性もあります。