Samsung「Exynos事業の中断、事実ではない」、2025年に発表予定の自社向けAPの噂は幻に

Samsung「Exynos事業の中断、事実ではない」、2025年に発表予定の自社向けAPの噂は幻に

注:当サイトは広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

Samsungは2022年7月28日、自社開発SoCのExynos事業を中断するとの噂・観測に対して「まったく事実ではない」と一刀両断しました。また、2025年に発表予定の完全自社向けAPに関しては確たる回答はありませんが、こちらの開発は行わない可能性が高いです。

 

S.LSI事業部の副社長のピ・ジェゴル氏は7月28日に開催した第二四半期の実績発表カンファレンスコールで「事実ではない」と述べた後、「現在はSoC事業モデルを再整備しており、中長期的に競争力を強化する法案を推進中」と説明しました。

 

続いて、「特に次世代Exynosの競争力強化に集中しており、IP(知的財産権)の所有者と協力強化や早期開発着手などを通じて主要顧客会社の市場シェアを最大化しようと努力している」と強調しました。

 

少し前に、Exynos 2200の歩留まりが異常に低く、Galaxy S22の供給に問題が発生したことから、韓国媒体を主にSamsungがExynosを代替する新しいAP・SoCの開発に乗り出すのではないかと報道されていましたが、副社長の発言は“Exynosの開発を続ける”とのことなので、噂が否定された形となります。

 

ちなみに、市場調査会社のCounterpoint Researchによると、2021年の第四四半期の全世界のAP市場のシェアは、MediaTekが33%、Qualcommが30%、Appleが21%ですが、Samsungが開発したExynosはわずか4%と明らかになっています。

 

Source(1) | (2)