サムスン電子がExynos 2400の概要を発表、最新のRDNA 3アーキテクチャに基づくGPUを搭載

サムスン電子がExynos 2400の概要を発表、最新のRDNA 3アーキテクチャに基づくGPUを搭載

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韓国のサムスン電子は2023年10月5日、アメリカ合衆国のカリフォルニア州サンノゼで開催したSamsung System LSI Tech Day 2023で新製品となるExynos 2400の概要を発表しました。

 

サムスン電子は同イベントで、新製品のExynos 2400のGPUは戦略的協力協定を結んだAMDの最新のRDNA 3アーキテクチャに基づくXclipse 940を搭載していると明らかにしました。従来品のExynos 2200ではRDNA 2アーキテクチャに基づくXclipse 920を搭載していたため、1世代新しいものになります。

 

この他、同社はExynos 2200と比較してCPU性能は1.7倍、AI性能は14.7倍に成長したと発表しました。このAI性能の発表にはExynos 2400を搭載したリファレンスボードでテキストから画像を生成する実証実験が行われたようです。

 

今回のイベントでは開発はしたが量産はしなかったと伝えられるExynos 2300に関する情報は発表されなかったようです。しかし、新製品の名称がExynos 2300ではなくExynos 2400であることを考えると、少なくとも現時点ではExynos 2300を商用化する可能性は低いと見てもいいのではないかと考えています。

 

概要が判明したExynos 2400は2024年1月に発表されるGalaxy S24シリーズに搭載される予定です。同シリーズはGalaxy S24とGalaxy S24+、Galaxy S24 Ultraで構成されますが、Ultraに関してはすべての市場でSnapdragon 8 Gen 3 for Galaxyを搭載する見込みです。

 

残るGalaxy S24とGalaxy S24+は市場によってExynosを搭載するモデルとSnapdragonを搭載するモデルがあり、現時点ではヨーロッパ市場と韓国市場では前者が展開されるとの見方が強いです。

 

日本市場では過去の例からGalaxy S24とGalaxy S24 Ultraが展開される見込みで、ExynosではなくSnapdragonを搭載したモデルが販売される予定です。どちらが優れているのかは搭載した製品が実勢に販売されないとわからないため、喜ぶのはまだ早いです。

 

 

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