ロシア人がQualcomm Snapdragon 845を搭載したMeizu 16thにAndroid 9 PieベースのカスタムROMを導入している様子を撮影した動画をYouTubeにアップロードしていることがわかりました。
今回導入したのはProject Trebleを利用したカスタムROM(AospExtended ROM v6.1)で、Bootloader Unlockさえ行えていれば導入が可能なものです。中国モデルではBootloader Unlockが出来ませんが、一方でグローバルモデルは開発者向けオプションにOEM unlockingの項目があるため、今回の動画をグローバルモデルを用いて撮影している場合、理論上はProject Trebleを利用したGSI(Generic System Image) ROMの導入が可能です。
なので、GSI ROMの導入のみである場合はやる気や勇気があれば可能なのでそれほど大きなニュースにはなりませんが、驚くことにこの動画を公開しているロシア人はTWRPを利用してFlyme OSを導入する動画も公開しています。今の所存在していないTWRPを自前でビルドして開発をテストしていることになり、かなり前向きに開発が進んでいることがわかります。ただ、TWRPを利用している動画ではFlyme OSの起動に成功しているものの、TWRPでの操作でエラーを吐いているシーンが見受けられるのでまだまだ完成品とは言えないでしょう。
今は完成品に程遠い現状ですが、この方はBootloader UnlockやTWRPの導入に難解な手順を必要としないツールが作成できれば、ロシア人向け大型掲示板の4PDAやYouTube上でツールの公開を行うと約束しています。しかし、多くの開発者はここで脱落しており、過去にBootloader UnlockやTWRPの導入に成功した中国の開発者も導入ツールを作成すると発言したものの、難解だったのか公開を諦めています。