Qualcomm Snapdragon 625とMediaTek Helio X20を比較

ベンチマークアプリを提供しているAnTuTuがQualcomm製プラットフォームのSnapdragon 625(MSM8953)とMediaTek製プロセッサーのHelio X20(MT6797)を比較した記事を掲載しました。

計測に利用したスマートフォンはどちらもXiaomi Redmi Note 4XのRAM 4GB + 内蔵ストレージ 64GBモデルです。

 

基本性能

大きな違いは製造プロセス、CPUのコア数、LTEカテゴリーです。製造プロセスは基本的に小さい方が高性能化や省電力性に期待が出来ます。

CPUはSnapdragon 625はA53のオクタコア構成となっていますが、Helio X20は高性能なA72を2コア、省電力コアを4+4のオクタコア構成なので計デカコア構成となっています。GPUはQualcommが自社開発しているAdreno、一方でMediaTekはARMが開発しているARM Maliを採用しています。

 

総合性能

総合性能ではHelio X20が81,571点、Snapdragon 625が61,032点でHelio X20が優位に立ちました。

Helio X20にはA72が搭載されているので、その点で差が生まれたと考えられます。

 

シングルコア

シングルコア性能はHelio X20がA72(2.1GHz)なのに対してSnapdragon 625はA53(2.0GHz)なので2,000点もの差が生まれています。単純な処理ではHelio X20の方が上回り、実使用感においても優位に立つでしょう。

 

マルチコア

マルチコア性能はHelio X20が2xA72(2.1GHz)+4xA53(1.85GHz)+4xA53(1.4GHz)なのに対しSnapdragon 625が8xA53(2.0GHz)なので、A72以外はクロック数の低いHelio X20は大きくスコアを離すことが出来ませんでした。

 

GPU性能

Qualcomm Adrenoの開発力は目覚ましいものがありますがやはりミドルレンジモデルという事で12,779点、一方でフラッグシップモデルとして開発されたHelio X20は16,511点で4,000点ほどの差をつけて優位に立ちました。

しかしSAMSUNG Galaxy S8/S8+に搭載されているSAMSUNG Exynos 9 Series 8895はHelio X20と同じARM Mali-T880を搭載していますが、4コアのHelio X20とは異なって12コアも搭載しており、同じ“フラッグシップモデル”というカテゴリーですが大きく差が開いています。

 

総括

すべての結果でフラッグシップモデル向けとして開発されているHelio X20がミドルレンジモデル向けとして開発されているSnapdragon 625を上回りました。ただ、これは当然でありますので特別MediaTekがすごいわけでは無いことをご注意ください。

しかし、スコアでは優位にたったHelio X20ですが中国の掲示板やSNSではSnapdragon 625搭載機の方が実使用感では優れているといった書き込みがいくつかあり、スコアが体感を保証するものではありません。

 

参考

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