Snapdragonを開発・展開しているQualcommは2023年10月11日、新たなプラットフォームとしてSnapdragon Xシリーズの展開を行うと発表しました。
今回発表されたSnapdragon XシリーズはWindows on Armを搭載したPC向けのプラットフォームです。Qualcommは直接言及していませんが、Apple M1などのApple Siliconに対抗する製品として期待されています。
同社はすでにWindows on Arm向けに高性能なSnapdragon 8cxシリーズを市場に展開していますが、今回のSnapdragon Xシリーズはさらに上の製品群となります。この製品群は次のレベルの性能、AI、コネクティビティ、バッテリーライフを実現するとしています。
Snapdragon Xシリーズの大きな特徴は、Qualcommが買収したNUVIAの開発したCPUを採用する点です。このCPUは昨年の発表会でOryon (オライオン)の名称が付与されると明らかにされており、同シリーズは自社開発したAdreno GPUとOryon CPUを同時に採用した製品群となります。
新設が発表されたSnapdragon Xシリーズに関する詳細な情報は2023年10月23日から開催されるSnapdragon Summit 2023で発表される予定です。同イベントではモバイルデバイス向けにSnapdragon 8 Gen 3も同時に発表される見込みなので、例年以上に中身の濃いイベントになるでしょう。