Xiaomiが先日発表したQualcomm Snapdragon 662を搭載したRedmi Note 9 4G、MediaTek Dimensity 800Uを搭載したRedmi Note 9 5G、Snapdragon 750G 5Gを搭載したRedmi Note 9 Pro 5Gの分解動画が公開され、いずれの機種に搭載しているバッテリーにPSEマーク(電気用品安全法)が表示されていることが明らかになりました。
PSEマークの表示の有無は日本で販売される可能性があるかを予想をすることにおいて非常に大事ですが、大手企業のHUAWEIやSAMSUNGでは日本市場向けに展開しない製品でもPSEマークの表示があるバッテリーを搭載していることもありますので「PSEマークが表示されている=日本市場で販売される」とはなりません。しかし、今回はXiaomi製品にPSEマークが表示されており、Xiaomiは中国市場向けの製品においては例えハイエンドかつフラッグシップモデルでもPSEマークは表示されていませんので、Redmi Note 9 4GとRedmi Note 9 5G、Redmi Note 9 Pro 5Gは非常に珍しい製品となります。
ちなみに表示されているPSEマークは丸形で事業者名は小米技術日本株式会社となっており、PSEマークにはひし形と丸型の2がありますが双方の大まかな違いとして日経クロステック Activeによると、「ひし形のPSEマークを付けるには、国に登録した検査機関で認証を受ける必要がある。一方、丸形のPSEマークは、ベンダーが自社で検査して技術基準に適合すれば付けられる。」としています。つまり、Redmi Note 9 4GとRedmi Note 9 5G、Redmi Note 9 Pro 5Gのバッテリーはわざわざそれぞれ自社で技術基準に適合しているか検査していることになります。
また、ハイエンド製品のXiaomi Mi 10 UltraとRedmi K30S Ultraの分解動画にて公開されているバッテリーを見ると、この両機種のバッテリーにはPSEマークの表示はありません。「PSEマークが表示されている=日本市場で販売される」とは限らない世界ですが、「PSEマークが表示されていない=日本市場で販売されない」は限るので、Xiaomi Mi 10 UltraとRedmi K30S Ultraの日本市場投入はありえないことがわかります。
今回の情報をまとめると、Redmi Note 9 4GとRedmi Note 9 5G、Redmi Note 9 Pro 5Gの日本市場への投入の可能性はあるということになります。今現在Xiaomiは日本市場におけるRedmiブランドはSnapdragon 720Gを搭載したRedmi Note 9Sのみとなっており、今後中国市場向けに発表されたRedmi Note 9シリーズが日本市場に投入されるとRedmiブランドにおいて2機種目、3機種目となっていきます。また、Xiaomiはauにおいて5G通信に対応したXiaomi Mi 10 Lite 5G XIG01を発表していますが、SIMフリー市場において5G通信に対応した製品を発表していませんので、Redmi Note 9 5G及びRedmi Note 9 Pro 5Gが日本市場で販売されれば、SIMフリー市場に両機種が発表された場合はRedmiブランドにおいて初めての5G通信対応機種+Xiaomi初のSIMフリー市場での5G通信対応機種に、移動体通信事業者から販売されればRedmiブランド初のキャリアからの販売となります。