USB PD規格に対応し、最大55Wでの充電が可能な「Super mCharge」をMWC2017にて発表

USB PD規格に対応し、最大55Wでの充電が可能な「Super mCharge」をMWC2017にて発表

2017年2月28日
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スペインのバルセロナで行われている、「携帯電話関連」の最大の見本市のMWC 2017にてMeizuがUSB PD規格に対応している急速充電規格「Super mCharge」を発表しました。

実装時期は未定です。

 

Meizuによると3000mAhのスマートフォンを5分で30%充電可能にするようで、Qualcommの急速充電規格「Quick Charge 3.0」よりも早いとのことです。

 

急速充電はバッテリーへの影響が気になるところですが、Meizuがテストした限りではQC 3.0ではバッテリーの温度が44℃だったのに対し、MeizuのSuper mChargeは38℃だったそうです。

メタルボディを多く採用しているMeizuにとって、充電の際の温度は低いほうが良いのでこの技術は誇るべきでしょう。

 

更に、変換効率がOPPOの急速充電規格「VOOC」は95%、QC 3.0は89%に対し、Super mChargeは98%とのことで、不要な熱問題を解消しているとのこと。

 

11V / 5Aの最大55Wでの充電が可能です。

Meizu PRO 5、PRO 6 / 6s / Plusでは12V / 2Aの24Wでの給電でしたので、2.2倍の効率化が図れます。

 

現地に赴いている方によると展示品にACアダプターが有り、USB PDをサポートしているようです。

Googleが、近年様々なメーカー独自の急速充電規格を作りすぎたために、ACアダプターやあUSBケーブルが起因となる事故が起こるかもしれないということで、規格を統一しようという動きが出ております。

Androidを利用している以上はGoogleの出している規格に則るのは原則ですので、今回のアピールは成功しているといえるでしょう。

 

E-Markという欧州連合によって厳しい審査が行われる審査に合格したチップを使用しているため、安心性を訴えております。

最近ではGalaxy Note7による爆発問題、そして大量のリコール等、バッテリーに関する技術革新において必ずついてくる問題ですので、然るべきところの厳しい審査を通っているというのは良いアピール点になります。

 

 

先ほどと同条件のスマートフォンにおいて、15分で85%の充電が可能なようです。

完全に充電するには20分もあれば十分なようで、スタッフがテストをした所19分30秒ほどで充電完了していました。

 

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