OnePlusはMediaTek Dimensity 1200のAI性能を強化したDimensity 1200-AI(MT6893_A)を発表しました。初搭載製品は同時に発表されたOnePlus Nord 2 5G(DN2103)です。
今回発表されたDimensity 1200-AIは先日MediaTekが発表した「Dimensity 5G Open Resource Architecture」に基づいて開発され、この機能は現在はDimensity 1200のみが対応し、Multimedia Experiences、Hybrid Multiprocessing、AI Processing、Camera Processing Engines、Connectivityの5項目において自由なカスタマイズが可能になっています。
面白い点としてHybrid Multiprocessingがあり、これはCPUやGPUのパフォーマンスや電力効率のカスタマイズが可能で、端的に言ってしまえばオーバークロックすることも公式から認められています。
今回Dimensity 1200-AIがカスタマイズした点はAI Processingで、AI Benchmarkの結果では通常のDimensity 1200搭載製品から約11%性能向上しています。
その性能強化によってOnePlus Nord 2 5GはYouTubeなどで色味を調整するAI Color Boost、写真撮影やビデオ録画でキレイな撮影ができるAI PhoneとVideo Enhancementを備えているのが特徴です。
CPUとGPUは通常のDimensity 1200と同じで、CPUは1xA78 3.0GHz+3xA78 2.6GHz+4xA55 2.0GHz、GPUはMali-G77 MC9 @886MHzです。
OnePlus Nord 2 5Gはインド市場やヨーロッパ市場で販売され、インド市場における価格は6+128GBモデルが27,999インドルピー(約41,500円)、8+128GBモデルが29,999インドルピー(約44,500円)、12+256GBモデルは34,999インドルピー(約52,000円)に設定されています。