国際市場向けのXiaomi Mi 10 Proの製品箱に“with easy access to the Google Apps you use most”の表記があり、一部の中国のコミュニティで誤解が広がったと記事にしましたが、今回、日本時間2020年4月15日に発表されたQualcomm Snapdragon 865 5Gを搭載したOnePlus 8とOnePlus 8 Pro、OnePlus8 Pro 5G UWのうちOnePlus 8とOnePlus 8 Proの製品箱に同様の表記があることが確認できました。(OnePlus 8 Pro 5G UWはVerizon向け製品ということでレビューがなく未確認)
この“with easy access to the Google Apps you use most”は「よく使うGoogle Appsに簡単にアクセスできます」の意味があり、GMS(Google Mobile Service)を搭載することが出来ないHuaweiやHonorへの当てつけと誤解されましたが、Xiaomiは公式声明で「この表記はGoogleとのパートナーシップを表すもので、スマートフォンのスプラッシュスクリーンに描かれているPowered by Androidや、PCのIntel Insideと同じである」と説明をし誤解は解けています。
今回、OnePlus 8とOnePlus 8 Proが発表されたことで著名なYouTuberやサイト運営者に向けてサンプル品が提供され多くの人がレビューを行っており、その中でUnboxing動画を撮影し背面まで詳しく撮影しているFlossy Carterによって、OnePlus 8 Pro(IN2025)に“with easy access to the Google Apps you use most”の表記があることが確認できました。
この表記が確認できるのは国際市場向けのXiaomi Mi 10 Proからという認識で、既に販売されているSamsung Galaxy S20/S20+/S20 UltraなどのGalaxy S20シリーズには同様の表記がありません。この差は新しい基準が設けられた日が関係しており、Galaxy S20シリーズは基準が設けられる前、Xiaomi Mi 10 Proは基準が設けられた後の製品ということになりので、OnePlus 8とOnePlus 8 Proは基準が設けられた後の製品です。
ちなみにこの表記があるのは国際市場向けとインド市場向け、北米市場向けで、Googleが規制対象に含まれている中国での中国市場向けには表記がないでしょう。この表記はあるから良い、無いから悪いというものではなく、GMSが搭載されていることを表すためのものなので過剰に反応する必要はありません。