MEIZUによるデュアルディスプレイスマートフォンと言えば2017年Q3にリリースされたMeizu PRO 7/PRO 7 Plusが存在します。PRO 7シリーズはMediaTek Helio Xシリーズを採用しながら高価だったということもあり、思うような売上を期待することが出来ずに最終的には半額以下にまで値下げされたMEIZUとしては少し辛い思い出のあるスマートフォンです。
今回、“懲りずに”新たなデュアルディスプレイスマートフォンを開発する可能性が、特許をSIPO(中華人民共和国国家知識産権局)に出願し、申請が受理されたことによって判明しました。
申請番号は2017110238895、承認通知番号はCN108289132Aです。
デザインの特許を取得した場合は必ずと言っていいほど製品になりますが、今回の特許はデザインではなく発明として取得しているのであくまでも空想段階のスマートフォンになります。
今回のスマートフォンは様々な機能を採用していることが特許の説明からわかりますが、特に注目すべき点は背面にディスプレイを搭載している点です。PRO 7シリーズは背面の左側にディスプレイが配置されていましたが、今回の特許では上部に大きく配置されています。PRO 7シリーズの配置は私のような手の大きい人ではディスプレイに触れてしまうことが多く、DT2W(Double Tap To Wake)をONにしていると点灯してしまうことが多々ありました。今回の特許ではその様なことは少なくなるだろうと考えられます。
そして前面下部にある円形の物はホームボタンではなくタッチセンサーのついたホームキーでHUAWEI P20シリーズと似た作りになります。このスマートフォンの大きさがわからないので円形のホームキーの大きさもわからず、指紋認証センサーとして作用するのかは不明です。
今回の特許はあくまでも空想段階ということになりますが、もし製品化する場合には「何故Meizu PRO 7シリーズが売れなかったのか」を理解していなければこのスマートフォンも最終的には半額以下にまで値下げされることになるでしょう。PRO 7シリーズのデュアルディスプレイ自体は否定されていませんので、何を搭載するのか、何が出来るのかを間違えなければMEIZUの期待する売上には達すると思います。
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