MEIZUは2020年に発表したMeizu 17とMeizu 17 ProのKernel Sourceを同じ年の間に公開することが出来ませんでした。これはAndroid OSを利用している企業としては由々しき事態であり、褒められたものではありません。
AndroidにはGPL v2のライセンスを有するLinux Kernelが含まれており、Meizu 17とMeizu 17 ProはAndroid OSを利用しているため、MEIZUはソースコードの開示義務があります。その“義務”を満足に達成できない状況であるため、ファンサイトであるReaMEIZUが非難をするべきであると考えました。過去の話であれば同じ中国企業の多くが公開を渋っていましたが、2020年・2021年ともなると状況は大きく変化し、巨大な競合他社であるHUAWEIやXiaomi、OPPO、realme、ZTEはライセンスに基づいてソースコードの開示を行っています。
ただ、巨大企業であるvivoは過去に話題になったvivo X23のLinux Kernelの20%相当を改変し様々な処理を高速化した同Kernelのソースコードを開示せず、また、最近の製品のソースコードを全く開示しないため、署名活動をウェブサイト上で行うChange.orgを用いて幾度となく署名が行われていますが、何か信念があるのかvivoは一切ソースコードの開示を行いません。巨大企業のvivoが開示を行わないから中小企業のMEIZUも行わなくていいものではなく、GPL v2に基づいて開示をするのがAndroidを利用する企業の責務であるため、悪い企業の真似をする必要はなく、公開することで清廉潔白を演じることが出来るので、公開するべきだと考えています。
ちなみに日本市場に参入しているKyocera、SHARP、FUJITSU(FCNT)はソースコードを開示しているため見本となる企業です。