過剰なAI需要の高まりによるRAM不足は業界の危機となっており、その不足によって様々な製品の価格が高騰しています。多くの企業が価格高騰に堪えきれず限界を迎えて既存製品の値上げに踏み切っていますが、Meizuはもう少しの間抵抗することがわかりました。
2026年9月1日、中国ではHuaweiとHonorとXiaomiが同時に既存製品の値上げを行っており、その値上げ幅は200元 (約4,650円)から1000元 (約23,250円)までと広く、またたく間に大きなニュースとなりました。既にOPPO (OnePlusとrealme含む)やvivo (iQOO含む)も値上げをしていますので、このRAM不足がどれほどの影響があるのかわかるでしょう。
そんな中、HuaweiとHonorとXiaomiの値上げをまとめた投稿に対してMeizuが引用する形で「値上げは業界全体が直面している状況で、弊社はこれまで可能な限り持ちこたえてまいりました。社内で協議した結果、あと1ヵ月持ちこたえ、国慶節の連休明けに値上げを行います。」と投稿し、Meizuも限界を迎えている中ではありますがもう少し堪えて値上げを遅らせることを明らかにしました。
9月7日現在、Meizuが公式サイトで販売している製品はMEIZU Note 16のみですが、完売を意味する「售罄」ではなく再入荷準備中を意味する「補貨中」が記載されているのは、MEIZU 22とMEIZU Note 16 Pro、MEIZU 21の3機種です。同社はスマートフォン事業の一時停止を発表しているので再入荷準備中の製品が本当に再入荷するか疑問ですが、再入荷された場合は計4機種が、そうでない場合は1機種が値上げされるでしょう。
Meizuの今回の声明に対し「他社の値上げ情報に乗じて想いや信念を語り、値上げを控えているとファンにアピールして余剰在庫を処分しようとしている」といった意見もあります。現実問題として同社は事業の一時停止を発表しているので近い将来に新製品が出ることはなく、販売中のMEIZU Note 16を購入しアップデートが終了したら乗り換え先がありません。
それを考慮すると、現在も元気で成長が見込めるHuaweiやXiaomi、OPPO、vivoの製品を購入した満足できるでしょう。そのため、現在販売中のMEIZU Note 16を購入するのはかなり厳しい選択で、声明を「ファン向けにアピールしている」と指摘した人はあながち間違っていません。結果としてMEIZU Note 16を購入するのはファンもしくは過去にファンだった人になると思います。



