MEIZUのグローバルマーケティング事業部CEOの Ard Boudeling 氏がTwitterに「2018年はQualcommとSAMSUNGのSoCを使用する」ことを約束しました。
Ard Boudeling 氏によると2017年は多くの消費者から「QualcommとSAMSUNGのSoCを利用して欲しい」と頼まれたそうで、それの返答として「2018年は2社のSoCを正確に与えるつもり」とツイートしました。
中国のみならず昨今のスマートフォン界隈ではMediaTek製SoCが「低品質で低スペック」と認識されていますので、積極採用をしたMEIZUは他社と正反対の行動をしたため失敗しています。
2018年は市場の流れに乗ってあらゆるメーカーが採用しているQualcommとMEIZUが唯一供給を受けているSAMSUNG製SoCを搭載したスマートフォンを発表・販売していくようです。
ちなみに昨日行われた中国でのメディア向けの発表会にて魅族事業部副総裁の 楊柘(Jeffrey Yang) 氏も「2018年はSAMSUNGとQualcommと協力してミドルレンジからフラッグシップモデルに注力する」と発表しており、MEIZUファンにとっても、MEIZUの存在は知りつつもMediaTek製SoCが搭載されていたため敬遠していたという人にとっても嬉しいニュースです。
MEIZUのスマートフォンと言えば「SAMSUNG製SoCのExynosが搭載されている」と認識されていた時代もありますので、今一度“MEIZUが何で有名になったか”を追い求める時が来ています。
2018年最初のスマートフォンとして発表される魅藍 S6(Meizu mblu S6/Meizu M6s)はSAMSUNG Exynos 7872を搭載予定で、前年度の失敗を乗り越えようと動き出しているのが目に見えてわかります。
今のところMediaTek製SoCがQualcommとSAMSUNGの性能を上回ったとしても消費者の認識は一朝一夕では変わりませんので、今回の発表はMEIZUが“成長”するために一番大事なものをMEIZU自身が理解した、というのが伝わります。
同年春頃発表予定のMEIZU創立15周年を祝った「MEIZU 15 PLUS」にもこの2社のSoCが搭載される見込みで、期待がかかっています。
これからのMEIZU、2017年とは大きく違うかもしれません。
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