Meizu PRO 7 Plus Re-Charged in 2021 - Secondary Display "First and Last"

Meizu PRO 7 Plus Re-Charged in 2021 - Secondary Display "First and Last"

Meizu PRO 7 Plus

「Xiaomi Mi 11の最上位モデルにサブディスプレイが搭載されるかも」という情報が駆け巡った時、2017年7月に発表されたMeizu PRO 7 Plusの存在を思い出しました。MEIZUファンを自負しているのにきっかけがないと思い出せないこの製品が、2021年現在どの程度使用できるのか簡単に試してみました。

 

Meizu PRO 7 Plusは、メインディスプレイは5.7インチ 2K(2560x1440) Super AMOLED、サブディスプレイは1.9インチ 240x536 AMOLED、SoCはMediaTek Helio X30を搭載しています。2K解像度のディスプレイ、わずか3例しか搭載機が存在しないHelio X30を搭載しており、今考えるとかなり尖った製品だと思います。

 

デザインは16:9+ホームボタン兼指紋認証を採用しているため懐かしさを覚えます。また、ディスプレイは90Hzや120Hzの高リフレッシュレートではなく59.7Hz(約60Hz)を採用しているため、90Hzで生活をしている私は滑らかではない動作に違和感を覚えてしまいました。ただ、人間の慣れは恐ろしいもので数分使用していると違和感は消え、普通に操作できるようになりました。

 

指紋認証は前述の通りホームボタンと兼用です。今の指紋認証に対する評価は「早い、問題ない、遅い」の3種類で、Meizu PRO 7 Plusは「問題ない」でした。

 

指紋認証とホームボタンが兼用の場合は画面消灯時にホームボタンを押し込み、そのまま指紋認証するのが特徴ですが、私が悪いのかMeizu PRO 7 Plusが悪いのかその操作をすると必ず認証に失敗します。

 

Meizu PRO 7 Plusの大きな特徴とも言えるサブディスプレイはFenêtre display(仏+英)の名称がついており、直訳すると窓ディスプレイとなります。このサブディスプレイは試作機時点ではメインディスプレイのミラーリングが出来ていましたが製品に仕上がるとその機能は無くなり、拡張性のないつまらないものになっています。

 

出来ることはカメラのモニター、時計、歩数計、天気情報、その他壁紙の表示(MEIZUが提供しているもののみ)で、面白い試みですが「存在すべき理由」はあまりないように感じます。

 

カメラはSony IMX386+IMX386の1200万画素+1200万画素のデュアルカメラ構成で、Meizu PRO 7 PlusはMEIZUの製品として初めてデュアルカメラを採用した製品です。当時はズームが10倍まで対応するのがフラッグシップ製品と名乗る条件でしたが、最大4倍までとなっているのでカメラの性能には及第点があります。

 

ただ、ズームを利用しない撮影や2倍に抑えた場合はそれなりの品質で撮影出来ます。最近のミドルレンジ製品は良いイメージセンサーと良いソフトウェアによってきれいな撮影が出来るので互角もしくは負けていますが、ローエンド製品と比較した場合は圧倒的に見栄えが良いので、カメラだけで考えるとまだまだ使えるでしょう。

 

4年前の製品なのでゲームの評価はそれほど必要ないと思いましたが、どの程度動くのか試してみたいと思ったので、miHoYo製の原神(Genshin Impact)のチュートリアル(ガチャ開放まで)をプレイしてみました。

 

SoCと内蔵ストレージが現在においては劣っているので読み込みで固まることがしばしば発生し、普通に歩くのもカクカクしているため快適とは言えません。原神自体が高性能なSoC(推奨はSnapdragon 845以上)を求めていますが、ここまでカクつきが見られや固まりが見られると「プレイしないほうがいい」と言わざるを得ないです。

 

バッテリー持ちは原神のゲーム開始からチュートリアル終わりまでで、82%から66%に減少。容量が3500mAhなので2021年基準で考えると少なく感じますが、同じ年度に発表された2K解像度を採用しているGalaxy S8は3000mAh、Galaxy S8+が3500mAhなので比較的大容量です。原神の様な3D処理の激しいゲームをすればこの程度減るのは許容範囲でしょう。

 

Meizu PRO 7 Plusは“小さい”サブディスプレイの製品で、“大きい”サブディスプレイの製品としてvivo NEX Dual Displayとnubia Z20がありますが、いずれも発表直後は注目されるけれども実用性を考えた時に必要ないと感じられるので購入されることはなく、サブディスプレイを搭載した製品は結果的に「そんな製品あったなぁ」という存在になる宿命です。

 

Xiaomi Mi 11の最上位モデルにサブディスプレイが採用されるのであれば、MEIZU、vivo、nubiaが歩んだ道ではなく、Xiaomiの圧倒的なブランドで違う道を進んで欲しいと思います。