2022年7月にGeely(吉利)の関連会社のXingji(星紀時代科技)に買収されたMeizu(魅族科技)が自動車の製造を行う可能性が出てきました。親会社にあたるGeelyは自動車の製造・販売を行っているので今回の動き自体は不思議なものではありません。
Kanzhun Limitedが展開するオンライン人材サービスのBOSS直聘に掲載された情報によると、シャーシ電子制御エンジニアを募集しており、これは自動車の製造に関連する業種なので、携帯電話の開発も行いながら自動車の製造を行う可能性が出てきました。
そして、この求人で募集する人材は実務経験年数が3年から5年の自動車の製造経験を持つ人材で、新卒のような未経験者ではなく実務経験ありの人材を募集しているため、自動車の製造を行う方向で運営が進んでいると様々な媒体で示唆されています。
ただ、自動車の製造は一朝一夕で行えるものではないので、今回の募集によってすぐに新製品が発表される可能性はありませんが、将来的には車載OSのFlyme for Carを搭載した自動車が販売されると思うので、今後の情報に注目する必要があります。
また、携帯電話の開発も同時に行う予定で、2023年Q1(1月-3月)にはSnapdragon 8 Gen 2を搭載したMeizu 19系列が発表されることが明らかになっています。Meizu 19系列は当初2022年9月に発表予定でしたが、Xingjiによる買収を受けて計画を変更し、2023年Q1の発表に延期しました。