MEIZU製品イヤホンにおけるXブランド製品のMEIZU EP2Xを購入しましたのでレビューします。
MEIZU EP2Xは2016年11月に発表された製品で、現在は2020年11月なので4年前の製品となります。今のハイエンドスマートフォンやタブレットからはイヤホンジャックが排除される流況が続いていますが、当時はどの価格帯でもイヤホンジャックが存在していたため、MEIZU EP2Xもその時代の製品なので接続端子はUSB Type-Cではなくフォンプラグと呼ばれる種類です。
箱は小柄で過度な高品質な演出はしていません。発表時は129元(約2,050円)、購入時は1,400円なので高価なイヤホンではないので背伸びをしていないありのままを演出しています。
内容物はMEIZU EP2X本体と説明書兼保証書となっており、簡素なものとなっています。今回購入したのはホワイト(皓月白)で、この色以外にブラック(珍珠黒)が用意されています。
フォンプラグはL型となっており、ストレートタイプのものと比べてプラグ部分に少し強い衝撃が加わっても断線しにくい構造になっています。
ケーブル長は120cmと長すぎず短すぎずちょうどよい長さになっています。また、こだわりとしてプラグに近い方に「Designed by Meizu Made in China」とさり気なく印字がされています。
右イヤホン部分には音量調節や電話に出たり切ったり拒否したり、曲送りや曲戻しが行えるコントローラーが備えられています。操作として音量+を押すとボリュームアップ、音量-を押すとボリュームダウン、真ん中の・は電話が来た時押すと受話、通話中に押すと通話の終了、電話が来たときに長押しすると拒否、音楽を流しているときに押すと再生と停止、2回連続で押すと次の曲、3回連続で押すと前の曲を再生します。また、この+と・と-ボタンが有るコントローラーの裏にはマイクが配置されており、このマイクを利用して通話をすることが可能になっています。そのためハンズフリーでの通話が出来ます。
MEIZU EP2Xはインナーイヤー型と呼ばれるもので耳の部位で説明すると耳珠と対耳珠(対珠)でイヤホンをホールドすることで音楽を聞けるようにするタイプです。「耳 部位」で検索したときに、例として出ている画像よりも耳珠と対耳珠(対珠)の開きが大きい人はMEIZU EP2Xでの視聴には向いていません。ちなみに筆者も開きが大きいタイプなので視聴は難しいのは理解していましたが、MEIZUは「このイヤホンは様々な人にフィットする」までは言っていませんが「快適に視聴できる」と話していたので、それを試すために購入しています。
使用感として結論から言うと私のように耳珠と対耳珠(対珠)の開きが大きい人は向いていません。対耳珠(対珠)が役に立たないので耳珠のみを利用して装着しますがフィット感はまるでなく、首を激しく振っても落ちることはないですがすかすかに浮いている実感はあり、指で少しでも触れるとポロッと外れるので外での使用は出来ないでしょう。家で使用する限りにおいては激しく運動することはありませんし何かに引っかかることも稀なので、私のような耳の形をしている人は割り切って使用するしかないでしょう。
肝心の音質は価格から考えてもわかると思いますが多少ドンシャリ気味です。ただMEIZU EP2Xのドンシャリはよくわからないブランドが出しているイヤホンと比較して違うものになっており、低音は抑えつつも重厚感を演出し、高音は耳に刺さらないレベルで調整されていると感じます。また、ボーカル曲ではボーカルが奥にいってしまうことなく音楽と自然な感じで融合しているので問題はないように感じます。
MEIZU EP2Xは2016年の製品ということでフォンプラグ型のイヤホンとなっていますが、今の時代においてLightning to 3.5mmやUSB Type-C to 3.5mmを有していない人は少ないと思うので時代遅れの製品ではないでしょう。このイヤホンはスマートフォンやタブレットに付属してくるイヤホンよりも良い音で音楽を聞きたいという人にはおすすめできます。おすすめできない人は音楽を集中して真剣に聞きたい人、私のように耳珠と対耳珠(対珠)の開きが大きい人が挙げられます。