MEIZUは明日3月3日に双旗艦製品となるMeizu 18とMeizu 18 Proの発表会を開催することを明らかにしており、発表会開催7日前からこの両機種の情報を徐々に公開しています。発表会開催1日前となる3月2日はMeizu 18とMeizu 18 Proともにカメラに関する情報が公開されました。
Meizu 18はSMA OIS(光学式手ブレ補正)を搭載することが明らかになりました。手ブレ補正には一般的にDIS(デジタル手ブレ補正)、EIS(電子式手ブレ補正)、OIS(光学式手ブレ補正)の3種類があり、それぞれに長所と欠点がありますが、スマートフォン市場においてはOIS搭載製品はEIS搭載製品や手ブレ補正非搭載製品と比べて格が高いです。
SMAというのは聞き慣れないものですが、EEA Japanによりますと“アクチュエータ”と呼ばれるもので、オートフォーカス用に用いるもののようです。SMAはShape Memory Alloyの略で、形状記憶合金に通電して加熱することでレンズを上下させますが、一方でVCM(Voice Coil Motor)は磁石とコイルを用いた電磁力によってレンズを動作させるため、SMAはVCMと比較して内部の構成部品の数やサイズを軽減することが出来るようです。
また、昨今のイメージセンサーの巨大化に対応しうる技術としてSMAが注目を集めており、MEIZUはMeizu 18でその注目されている技術を採用することが明らかにされました。
Meizu 18 ProはメインカメラにSamsung ISOCELL GN1の採用が明らかになりました。MEIZUは旗艦製品にはSony製イメージセンサーを採用し続けており、Meizu 17とMeizu 17 Proは6400万画素のIMX686を、Meizu 16sとMeizu 16s Proは4800万画素のIMX586を採用していましたが、Meizu 18 Proは異例のSamsung製イメージセンサーを採用します。
ISOCELL GN1のスペックとして、解像度は8160x6144(50MP)、センサーサイズは1/1.31インチ、ピクセルサイズは1.2μm、ピクセルタイプはISOCELL Plus、オートフォーカスはDual-PDとなっています。ISOCELL GN1には後継製品としてISOCELL GN2が発表されているため、残念ながら1世代前の製品が採用されることになります。