MediaTekがDimensity 9200の生産量を下方修正か、vivo X90が初搭載も不人気との指摘

MediaTekがDimensity 9200の生産量を下方修正か、vivo X90が初搭載も不人気との指摘

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MediaTekはSnapdragon 8 Gen 2に対抗する製品としてDimensity 9200を展開しており、vivo X90とvivo X90 Proが初搭載したことで良い軌道に乗ったと見られていましたが、残念ながら生産量の下方修正を行ったという情報が流れています。

 

半導体関連に強い手机晶片達人氏は自身のWeiboで、「MediaTekのDimensity 9200は、Dimensity 9000に引き続き売れ行きが悪く、同社は生産量の下方修正をし始めました」と投稿し、MediaTekの思惑通りにことが進んでいないことが明らかになりました。同氏は情報の確度が高く、今回の情報も信頼できると思います。

 

Dimensity 9200は、CPUにCortex-X3、GPUにImmortalis-G715を初採用した製品で、大きな特徴として競合他社に先駆けてTSMC 4nm N4Pで製造しています。競合他社のSnapdragon 8 Gen 2はTSMC 4nm N4で製造されていますので、高い性能を発揮しながら優れた省電力性を発揮すると大きな期待が寄せられていた製品です。

 

しかし、MediaTekが予想した売れ行きが達成できていないようで、生産量を調整して下方修正するまでに至ったのには何か原因があるのは間違いないでしょう。情報通は原因を挙げていませんが、GPUの電力消費量が非常に多いことが原因のひとつとして考えられています。

 

今回の情報は、2022年末から2023年上半期に販売される製品の多くがSnapdragon 8 Gen 2を搭載することを意味します。当然、Dimensity 9200を搭載した製品も販売されますが、ハイエンド帯においては希少種と呼んでも差し支えはないでしょう。

 

 

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